WEBサイト分析の基本とは?仮説に繋がる重要な指標・視点とは
目次
WEB担当者が分析ツールを活用して、自社のWEBサイトを分析することが当たり前となってきました。しかし、いざWEBサイトの分析をはじめようとしても「何をしたら良いのか分からない……」と困っていませんか?
WEBサイトの分析には、Google Analyticsをはじめとする様々な分析ツールを使う必要があります。ですが、どんな分析ツールも初心者には難しく見えてしまいますよね。
そこで、この記事ではWEBサイト分析の基本と仮説に繋がる重要な指標・視点を解説します。重要なポイントを押さえてWEBサイトの改善につなげましょう。
WEBサイト分析のポイント
データを毎日チェックするだけでは分析とは言えません。ユーザーがどのように流入してきてどのようなトラフィックが生まれるのかを理解する必要があります。
データは大きな視点から小さな視点の順番で
WEBサイトの分析をする場合は、大きな視点から小さな視点で理解するのが良いと言われています。
たとえば、WEBサイトの流入を分析する場合は、サイト全体の流入→各ページの流入数→検索ワード」と見ていきます。
家具販売サイトの場合、春前にサイト全体の流入が増えている→ベッドのページの流入が増えている→そのページに来たユーザーは「シングルベッド 」「シングル布団」などと検索しているのであれば、一人暮らし用家具の需要が高まっている可能性があります。
来年の同時期は、新生活応援ページを作ればベッド だけでなく机などの家具をセットで販売できるのではないでしょうか。
データは比較して確認する
ひとつのデータとして見るのではなく、ほかのデータと比較することが大切です。売上データも過去の同時期の売上データと比較すれば見えてくるものがあります。
たとえば、今年1年の売上は去年よりも20%増加で好調だが、去年の6月〜9月は今年の6月〜9月よりも売上が高かったのであれば、理由を分析する必要があります。そうすれば来年はその時期も売上を伸ばせるようになるでしょう。
ー点ではなく線のデータで確認する
ひとつの指標の「点」だけを見ていると見逃してしまいそうな問題も、「線」で見てみると発見できる課題もあります。
たとえば、WEBサイトの流入のみを見れば増えたのにも関わらずコンバージョン数が増えていなかった場合は改善が必要です。
Google Analyticsで最低限見ておきたい指標とは?
Googleが無料で提供しており、WEBサイトを運営しているのであれば高確率で使われているGoogle Analytics。
高機能なのは良いのですが、初心者が見るとグラフや数字がたくさん並んでおり難しく見えがちです。そこで、最低限見ておきたい指標を5つご紹介します。
アクセス数
- ユーザー数
- ページビュー数
- セッション数
- 平均セッション時間
- 直帰率
を見ることができます。
アクセス数を確認するには、メニュー内の「ユーザー」→「概要」の順でクリックしてください。
コンバージョン数
コンバージョン数とは業種によって売上やお問い合わせ件数など目的は異なりますが、いわゆる成果のことです。Google Analyticsでは成果を目標として設定すると、どんなユーザーが成果につながったのかを分析することができます。コンバージョン数を確認するには、メニュー内の「コンバージョン」→「目標」→「概要」の順でクリックしましょう。
流入経路別の傾向
ユーザーがどのような経路でWEBサイトに訪れてきたかがわかります。流入経路の確認方法は、メニュー内の「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」の順にクリックしてください。
各ページごとの流入数
どのページが流入数が多いのかを知っておくことで新しいページを作る際のヒントになるはずです。確認方法は、メニュー内の「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」の順でクリックしましょう。
ユーザーの使用デバイス
ユーザーがPCかスマートフォン、タブレットのどのデバイスを使ってみられているのかが分かります。スマートフォンが多いのであればPC用ページよりもスマホ用ページに力を入れるべきです。確認方法は、メニュー内の「ユーザー」→「モバイル」→「概要」の順でクリックしてください。
WEBサイト分析に使えるおすすめのツール
WEBサイトの分析に使えるツールはGoogle Analytics以外にも多数あります。合わせて使うこととで更に詳細なデータが分かります。
Googleサーチコンソール
Googleが提供するユーザーのWEBサイトにきたキーワードやユーザーの行動を分析できるツールです。サーバーにエラーが起きていないか・ウイルスにやられていないか・Google からペナルティーを受けていないかなどの問題も調べられます。
PageSpeed Insights
WEBページのページ速度が測れます。また、ページ読み込み速度の短縮方法が生成され、項目ごとに改善点を確認することができます。ページ読み込み速度が遅いとせっかく訪れたユーザーが離れてしまう原因になってしまいます。
similarWeb
競合サイトのアクセス状況をリサーチできるツール。アクセス数だけでなく、キーワードや外部リンクも検索できます。競合サイトのアクセス状況を知ることで、自社サイトの売りや改善点を見つけられます。
WooRank
SEOの改善に役立つツール。URLを入れるだけでタイトルや文章の改善すべき点を知ることができます。SEOを改善すれば検索流入を増やすことができるのでWEBサイト全体の流入が増えること間違いなしです。
AIアナリスト
AIがWEBサイトの改善提案をしてくれるツールです。Google Analyticsのデータを元に、データ分析から改善ポイントの提案、施策の管理と成果の検証ができます。コンバージョン数を増やしたいとき、まずは改善点がどこかを把握する必要があります。AIが自動で分析して、その根拠となるデータと合わせて改善提案をしてくれるため、難しい知識がなくとも改善点を明確に知ることができます。
Juicer
ペルソナ設計に長けたツールです。ペルソナとは架空のユーザー像のことで、WEBサイトの方向性を統一するためにペルソナの設定は大変重要です。ペルソナがはっきりしていなければWEBサイトに関わる様々な人のイメージを共有しづらくズレが生まれてしまいます。
MPHはWEBサイトのきめ細かい分析から効果の出るご提案提供しております
ここまでWEBサイトの分析の基本をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
- やっぱり自力で分析するには難しい
- したいけれど時間がない
- 細かい分析がしたい
- 効果を出したい
このようにお考えの方はWEBサイト分析のプロにお任せください。MPHなら、きめ細かい分析で効果につながるご提案をさせていただきます。
この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。