SEOコンサルタントとは?仕事内容や必要なスキル、将来性を徹底解説!
目次
「Webからの売上を増やしたい」「アクセス数を伸ばしたい」など、悩んでいる方も多いでしょう。
そのような悩みを解決するのがSEOコンサルタントです。SEO対策の専門家が、Webサイトの検索エンジンを最適化する施策を考え、改善に導いてくれます。
本記事では、SEOコンサルタントへの依頼を検討中の方やSEOコンサルタント目指している方へ、仕事内容や必要なスキル、資格、将来性などを詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
SEOコンサルタントとは
SEOコンサルタントとは、SEOの専門知識を活かし、顧客のWebサイトへの流入数を増やし、売上や集客などの目標を達成するためにサポートを行います。
Webサイトの改善に向けて、顧客へのヒアリング、データ分析、課題の発見、改善方法の提案などを行う専門職です。自社のWebサイトを見直したいときに、SEOコンサルタントから専門性の高いアドバイスを受ければ、ビジネス全体の改善につながる効果も得られるでしょう。
SEOコンサルタントの仕事内容
ここでは、SEOコンサルタントはどのような仕事をするのかを詳しくご紹介します。
検索エンジンのアルゴリズム解析
アルゴリズムというのは、検索エンジンが検索結果のランキングを決める計算方法です。常に更新されており、大規模なアップデートにより検索順位が大幅に変化する場合もあります。
検索エンジンのアルゴリズムを解析して課題を見つけ、狙ったキーワードの上位表示のために施策を行います。
SEO対策の施策立案
顧客のWebサイト運営の目的を確認し、SEO対策の施策立案を進めます。
企業によって商品やサービス、目的が異なるため、最初にするのは顧客へのヒアリングです。たとえば、見込み客の増加、既存顧客の購買率向上、企業・ブランドの認知度アップなどの目的があります。
KPIといわれる「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」を設定し、目標を数値化したうえで、SEO対策の施策立案を進めます。最初のヒアリングをしっかり行うことで、成功率が大きく変わるでしょう。
市場や顧客の情報収集
顧客のニーズや目的が明確になれば、市場調査や顧客の情報収集をします。顧客のWebサイトで扱うテーマや分野が何か、どのような競合がいるのか、上位にさせたい対策キーワードがあるのかなどを調査し理解を深めます。
SEOは顧客層が変化すれば、行う施策も変わります。その都度、顧客の特徴を理解し、顧客の業界についての知識や提供している商品・サービスなどの理解を深めることが重要です。
SEOコンサルタントに必要なスキル
SEOコンサルタントには、Webに関しての幅広い知識やスキルも必要です。必要とされる5つのスキルを説明します。
アルゴリズム解析
SEOコンサルタントには、検索エンジンのアルゴリズム解析スキルが求められます。
アルゴリズムは検索結果のランキングを決定するために、独自の計算式を使用します。不定期に更新されるため、常に最新情報を確認しなくてはなりません。
「Google Analytics」や「Google Search Console」という分析ツールを用いることが多いです。SEOの基礎知識に加えて、検索エンジンの仕組みも理解するために、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」を確認すると良いでしょう。
Google AnalyticsやGoogle Analytics以外にもAhrefsやSEM dash、Google広告のキーワードアドバイスツールなど多様なSEOツールを使用します。
その他、Webサイトやソースコードなどの目視確認をし、多角的にさまざまなサイトの状況分析を行います。機能や情報量が多くなりますが、SEOコンサルタントには不可欠のスキルです。
データ分析
さまざまな角度からのデータ分析能力も必要です。大量のデータから顧客の課題・市場を把握し対策をします。論理的思考ができ、数字を扱うのが得意な方に向いています。
データの分析・評価から、顧客に対して次の方針を提示します。実装後の効果も分析し、成果を確認する必要があります。定期的に数値を確認し、今後のSEOコンサルティングの方向性を明確にすることが重要です。
キーワード調査
SEO対策で重要視すべきなのは、キーワードです。狙ったキーワードでWebサイトの順位を上げるスキルが求められます。キーワード選定を誤ると、すべてにズレが生じてしまうためです。
Webサイトの分析には、SEOツールを使います。キーワードの検索ボリューム、関連キーワードや共起語などの調査もするので、さまざまなSEOツールを試して使いやすいものを探しましょう。
WEBの基礎知識
分析・施策立案だけでなく、Webマーケティング全体のコンサルティングも行います。Webマーケティングに幅を広げた提案をし、問題点の判断や、指示を出すためにもWebの基礎知識が必要です。
運営費用を踏まえたうえで提案を行い、WebサイトのHTMLタグ、文章校正、被リンク、コンテンツの充実など、不足している箇所があれば追加します。SNSや広告運用なども行う場合もあります。
サイト制作をするまでの知識は必要ないですが、基本的なHTMLタグを覚えておくと役立つでしょう。
コミュニケーション能力
効果的な施策を考えたら、顧客に理解しやすく説明・提案できるコミュニケーション能力がなければなりません。認識にズレが生じてクレームになることもあるためです。
専門用語ばかりを使うのではなく、どのような施策が有効かをわかりやすく伝えます。顧客からさまざまな意見が出た場合も、取りまとめて改めて提案を行います。
SEOコンサルタントの将来性
Web業界は今後も成長し続けることが予想できるため、SEOコンサルタントのニーズが大きく減る事は無く、将来性の高い職業といえます。
昨今では、SNSや広告などSEO以外の集客手段も多角化しており、すぐに結果が得られる手段も多いです。 しかし、SNSでは更新し続けること、広告では広告費を負担し続けることが必要となります。
SEOでは、SNSや広告のようにすぐに結果は出ませんが、対策すればするほど費用をかけずに集客できるようになります。多くの企業がSEOに注力しており、SEO専門家のスキルはこれからも需要があると考えられます。
また、Googleの検索エンジンのアップデートは定期的に行われているため、Googleがある限り、SEOコンサルタントのニーズや仕事もなくならないでしょう。
ただし、常に変化していくものなので、SEOコンサルタントは日頃から勉強や研究を継続していかなくてはなりません。
SEOコンサルタントにおすすめの資格
資格が必ずしも必要というわけではありません。しかし、基礎から上級まである程度の知識を学ぶ必要はあります。
ここでは、SEOコンサルタントにおすすめの資格を4つご紹介します。
SEO検定
SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が運営し、検索エンジン最適化に特化した資格です。4級から1級まであり、1級の難易度が高くなります。SEOの基礎から学びたい方におすすめです。
4級から1級すべての試験に合格し、卒業課題の提出と認定審査に合格すれば、「認定SEOコンサルタント」になれます。SEO対策に注力している企業への転職もしくは、新しい取引を獲得する場合に優位になるでしょう。
SEOマーケティングアドバイザー
SEOの歴史や基本的な知識を学習し、SEOマーケティングスキルを高めます。
SEO対策をしたサイト設計やサイト公開後のアップデート、SEOライティングやSEOマーケティングについても学び、より実践的な運営に向けた知識を習得可能です。
自宅受験が可能で、難易度も高くありません。ただし、公式テキストがないため、独学もしくは通信講座などで勉強する必要があるでしょう。
参考:SEOマーケティングアドバイザー(一般社団法人日本技能開発協会)
GAIQ
「Google Analytics Individual Qualification(Googleアナリティクス個人認定資格)」の略称で「GAIQ(ジーエーアイキュー)」と呼ばれます。Google Analyticsに関する習熟度を認定するGoogle公式の認定資格です。
初級者向けと上級者向けの2コースがあり、アクセス解析やマーケティング業界への転職を考える方におすすめです。試験に必要なのはGoogleアカウントのみで、何度でも無料で受験できます。
ウェブ解析士
公式テキストを使用し、Web解析やWebマーケティングの基礎知識が学べます。データを的確に読み取り、正確な判断で事業の成果を導くためのスキルを習得可能です。
ウェブ解析士は基礎を学ぶための入門資格で、上位資格に「上級ウェブ解析士」と「ウェブ解析士マスター」があります。アクセス解析のノウハウをレベルに合わせて確実にステップアップできるでしょう。
参考:ウェブ解析士(一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA))
SEOコンサルタントの年収
経験年数や働き方によって変わりますが、SEOコンサルタントの平均年収は、438万円~625万円です。
未経験の場合は年収350万円~380万円、実務経験が2年以上あれば年収400万円以上、インセンティブがあれば売上の10~15%が月給に還元されることがあります。
管理職もしくは、フリーランスとして独立するとなれば、年収1,000万円以上を目指せる可能性も十分あるでしょう。経験を積み重ねて実力をつけていけば、収入に反映されていく職業ともいえます。
SEOコンサルタントのキャリアパス
SEOコンサルタントには、最終的に会社員として企業でキャリアアップするか、独立をするか2つのキャリアパスがあります。
未経験から目指す場合は、会社勤務や副業から少しずつスタートし、SEOの知識や経験から実績を作り、スキルを伸ばしていくことをおすすめします。
会社員として実務経験を積み続ければ、リーダーとして、部下を指導することもできます。その間にSEOに関する知識やスキルを習得すれば、フリーランスとして、独立開業も目指せるでしょう。
SEOコンサルタントのことならMPHへ
今回は、SEOコンサルタントの仕事内容、必要なスキル、将来性について詳しく解説しました。
SEOコンサルタントには、幅広い知識、経験や実績、論理的思考、コミュニケーション能力など多くのスキルが必須です。自力で、集客数アップや売り上げ向上につなげることはかなり困難でしょう。
Webを活用した業績アップを目指す場合、SEOコンサルタントについてはMPHへおまかせください。MPHのSEO対策サービスで上位表示、アクセスや収益アップを成功させた事例が多数あります。
相談は無料ですので、ぜひ一度お気軽にお問い合せください。
この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。