「使いやすい & 成果に繋がる」ホームページを作る方法
目次
初めてホームページを作ろうと考えた時、何をどのように作れば良いのかわからず困ってしまうこともあるでしょう。また、すでにホームページを持っていても改善方法がわからないという悩みもあるかもしれません。
業界や目的などによって方法は様々ありますが、こちらの記事では、使いやすく成果に繋がるホームページを作る方法や、ホームページ改善のためのポイントを解説していきます。
使いやすいと感じるホームページがなぜ使いやすいのか書き出す
まず、ホームページを作成する前に、ユーザーが使いやすいと感じるホームページは、なぜ使いやすいと感じるのか一度書き出してみると良いでしょう。
例えば、欲しい情報がすぐ手に入る、デザインやフォント・色使いなどが見やすい、お問合せまでの動線がわかりやすい、ページの表示が早い、スマホ対応になっているなどと、書き出すとキリがないかもしれません。
使いやすいと感じる理由は、ただ単にデザインだけが良いだけではなく、「ユーザー」にとっての使いやすさ(ユーザビリティ)が考えられているかどうかが重要なポイントとなっています。
とにかく様々なホームページを見ることが大事
まずはとにかく、様々なホームページを見ることが大事です。Web業界においては、デザインの流行や移り変わりのスピードはとても早く、ホームページ制作の常識はどんどん更新され続けています。多くのホームページを比較することで新しい技術の開発や、その技術に基づいた変化や流行がわかるようになり、文字や画像の適切なサイズ感などにも気づくことができるかもしれません。
同じ業界やニーズが近しい「売れている」サイトを特に参考に
多くのホームページを見ていく中でも、特に同じ業界やニーズが近い「売れている」サイトを参考にすることが大切です。「売れている」というのは、訪問者数・成約率・客単価のどれも多く、ホームページを通して売上が立っているということです。「売れている」サイトは、ユーザーが知りたいと思うような新しい情報をこまめに更新し続けており、その施策は成功例ともいえます。比較することで、足りない部分や劣っている部分などの課題を見つけることができるので、「売れている」サイトへの近道となるとともに、他社との差別化もできます。
ホームページを既にもっている場合はデータを集め、分析する
ホームページを既にもっている場合も、ホームページを作成して完了というわけでなく、データを集めて分析しながら、運用や改善を続けていくことが重要です。現状のホームページがどれくらいの人に見られているのか、アクセス分析によってユーザーの傾向やニーズの把握をし、新しい情報を更新し続けていきましょう。
実際にユーザーに触ってもらって気になる所をヒアリングする
(※最もおすすめだが実施が大変)
データ分析の方法として最もおすすめなのは、実際にユーザーに触ってもらい、気になる所をヒアリングして課題を見つける方法です。ユーザーの操作や行動、発言すべてが評価や問題解決につながり、数値からはわからない視点に気づくこともできます。直接インタビューしたり、アンケート用紙を使ったり、様々な方法でユーザーの意見や問題点を深堀して聞くことが可能です。この方法はユーザーが求めているものを把握することができますが、実施が大変になるというデメリットもあります。対面でのヒアリングが難しい場合は、SNSを利用したソーシャルリスニングやWebアンケートなどを実行する方法もおすすめです。
提案資料や月次資料のサンプルは十分な内容か?
実際に依頼したら、どういった提案をしてくれるのか、どういったロードマップを示してくれるのかも重要なポイントです。依頼を検討する際には、提案資料や月次資料のサンプルも確認しておきましょう。
月次のミーティングや訪問があるとしても、そこで追加契約の話ばかりでは意味がありません。売上・アクセス数・CVRなどの数値は変化しますので、契約当初のロードマップに修正が必要な場合もあります。その時の状況に合わせた最適な提案を、継続的に行っている会社なのかもチェックしておきましょう。
ヒートマップツールなどを活用して実際のユーザーの動きを確認する
(※2番目におすすめだが、有料ツールの契約が必要)
2番目におすすめの方法として、ヒートマップツールを活用して実際のユーザーの動きを確認することです。ヒートマップツールは、ホームページに訪れたユーザーがどのような行動をしているか分析し、データを可視化することができます。熟読エリア、終了エリア、クリック位置などを強弱で色分けして可視化する機能があるので、ユーザーの興味・関心のある情報を把握しやすくなります。
ただし、データの保持数や分析できるページの多さを考慮すると、有料ツールの契約が必要となります。導入前に無料トライアル期間の提供をしているツールも多いので、まずは無料版で利用してみると良いでしょう。
GoogleAnalyticsなどサイト解析ツールでユーザーの動きを把握する
(※3番目におすすめ。コストが掛からないのがメリット)
3番目におすすめの方法として、サイト解析ツールを使用し、ユーザーの動きを把握する方法です。有名なのがGoogleAnalyticsで、世界で最も多く利用されています。有料版もありますが、解析に必要な機能は無料版のままでも網羅されています。様々なアクセス解析ツールと連携できることや、ホームページのアクセス数、滞在時間、離脱率など、コストを掛けずに分析できるのが最大のメリットとなります。
ユーザーヒアリング | ヒートマップツール | GoogleAnalytics | |
---|---|---|---|
労力 | 多い ・実施が大変 (期間が長くなる) |
少ない ・登録から利用開始までスムーズ |
少ない ・管理用のGoogleアカウントが必要 |
コスト | ・謝礼 ・調査会社に依頼するとさらに費用がかかる |
有料ツールの契約が必要 | 無料 (有料版もあり) |
調査精度 | ・数値からではわからない視点(人間の感情など)に気づける ・意見や問題点を深堀できる |
・熟読エリア、終了エリア、クリック位置の色分けでユーザーの行動を可視化 ・興味・関心を把握できる |
・アクセス数、滞在時間、離脱率など解析に必要な機能は無料版で網羅されている ・世界で最も多く利用されており、分析結果が明瞭である |
使いやすさも一様ではない。誰に見てほしいか?≒ターゲット を明確にする
ユーザーやユーザーの置かれた状況、求めるものによって、その使いやすさは一様ではありません。多くの人に見てもらいたいと考えてターゲットの幅を広くしてしまうと、結局誰に対しても響かないという結果になってしまいます。
誰に見てほしいか、つまり事前にターゲットをイメージし設定しておくことで、ホームページのコンセプトや方向性が決まり、どのようなコンテンツを作成・追加すべきか明確になってきます。年齢、性別、職業、年収、居住地、趣味、ニーズなどの項目でターゲットを詳細に決めておくことがポイントとなります。
ユーザーが使いやすいホームページを作るメリット
ここでは、ユーザーが使いやすいホームページを作ることで、どのようなメリットがあるのかを大きく3つに分けて解説していきます。
成約率が上がる(問い合わせや商品購入といったゴールに到達しやすくなる)
まず1つめのメリットとして、成約率が上がります。表示速度が速くて、問い合わせや商品購入がしやすいなど、ユーザーの利用時のストレスをなくせば、サイトを離脱せずゴールに到達しやすくなります。今一度、ホームページ内の言い回しを見直し、問い合わせや商品購入につながるよう適切で丁寧な配置の工夫をすると良いでしょう。
オペレーション時間の短縮(ホームページの使い方などの質問が減少する)
2つ目のメリットは、オペレーションの時間短縮になるということです。ユーザーからWeb経由で質問があった場合、大手ECサイトでは3時間から24時間以内に返信をすることが多いようですが、多くの情報から該当の質問に対する回答を探したり、何件も同じような質問に回答したりしなくてはなりません。ホームページ内に「よくある質問(FAQ)」を掲載しておけば、ユーザー自身で調べて問題解決できることもあります。もちろん、ユーザーが欲しい・知りたい情報が見つかるまでの操作を最小限にしたページ設計になっていることが重要になりますが、さらにデザインや使い方が直感的にわかるようになっていれば、ホームページの使い方などの質問も減少するはずです。
SEO(GoogleがUI・UXを昨今重視している)
3つ目のメリットは、SEO対策にもなるということです。Googleは、昨今UIやUXを重視し、これらを数値化して評価しています。UI(User Interface:ユーザーの接点)とは、ユーザーの目に触れる画面情報や構成部分すべてで、ホームページの使いやすさを左右するコンテンツのことをいいます。例えば、デザイン、マウス、カーソル、検索窓、バナー、ハイパーリンク、ボタン、PC・スマホページの切り替え、サイト内の動線など全てを指します。また、UX(User eXperience:ユーザーが得る体験)は、ユーザーがホームページを利用した時に感じるすべての印象のことをいいます。UIとUXがユーザーの満足度に影響を与えるということは、最終的にはホームページの価値が高まって上位が確保できるようになり、SEO対策にもなります。
使いやすく成果に繋がるホームページの制作・改善はMPHへ
ホームページ作成のために有料・無料ともに便利なツールが多数ありますが、それを使いこなすために知識が必要だったり、サポート体制が整っていなかったりすることもあります。
MPHは、様々なユーザーにとっての使いやすさを最優先に考え、成果に繋がるホームページを作る方法をご提案いたします。ご相談は無料となっており、SEO対策のプランも月額15万円で充実のサービスをご利用いただけます。自身の手を煩わせることなく、よりクオリティの高いホームページの制作・改善による業績UPをお考えの方は、ぜひMPHへお問合せください。
この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。