ポータルサイトを運営し始めても、掲載企業をどのように集めるべきかわからないというお悩みはないでしょうか。

ポータルサイトとは、例えば旅行予約サイトの「じゃらん」や不動産情報サイトの「SUUMO(スーモ)」のようなサイトです。集客を目的としてひとつのテーマに基づいた情報を集めているWEBサイトのことを指します。最近では、専門分野に特化したポータルサイトが多い傾向にあるようです。これらのサイトは、広告枠を設けることで広告掲載費の収益を獲得することもできます。

この記事では、ポータルサイトの立ち上げ・リニューアル時に掲載企業を集める方法を説明していきます。

 

ポータルサイトは掲載企業の集客が肝！

ポータルサイトの多くは、手数料・掲載料・広告費などが主な収益になります。そのためポータルサイトで重要なのは、掲載企業を集めること。掲載企業が増えるほど掲載料による収益が増加しますし、コンテンツも充実します。それに伴いサイトを閲覧するユーザー数も増えるという相乗効果が生まれます。

サイトを閲覧するユーザーが増えれば、掲載を希望する企業も増え、掲載料も高くすることができるでしょう。アフィリエイトなどの収益増加も見込めます。

掲載企業が集まったら完了ではありません。通常のWEBサイト以上に、常に新鮮な情報を更新し続けることも必要です。そのためには、掲載企業の集客を重視し、サイト内に掲載企業のニーズを取り入れていく必要があります。

ポータルサイトの運用が滞ると、掲載企業やユーザーは敏感に反応し、サイトを去ってしまいます。ニーズに合わせた情報量をコンスタントに増やし、魅力的なサイトにすることが大切なポイントになるのです。

 

掲載企業を集めるために重要なポイント

サイト立ち上げ初期はなかなか集客が厳しいですが、掲載企業を集めるために重要な5つのポイントを順番にご紹介していきます。

掲載企業にとってのバリューを作る

まず、掲載企業にとってのバリューを作ることがポイントとなります。とくに、他にも類似するポータルサイトが多数存在する場合は、競合と比較される可能性が高くなります。掲載企業にとって、競合ではなく貴社のポータルサイトを利用する価値を作る必要があります。競合調査をしっかり行い、競合が対応していない領域にもアプローチして差別化していくと良いでしょう。

立ち上げ初期は一般ユーザーの集客が難しいので掲載以外のメリットを

立ち上げ初期のポータルサイトは、知名度が低いため、一般ユーザーの集客が難しくなります。そのため、掲載以外にもメリットを準備しておくことをおすすめします。

例えば、サイトを見て資料請求をしたユーザーの情報を掲載企業に提供し、販売促進の協力ができる、などでも良いでしょう。「掲載企業数」「特典」「レビュー」などが明確であれば、企業への案内・営業などもスムーズに行えます。

立ち上げ初年度はなるべく無料掲載で！

ポータルサイト立ち上げ初年度は、なるべく無料掲載でハードルを下げておきましょう。無料で集客力がアップできるのであればリスクがないので、掲載企業も気軽に掲載に踏み込めます。企業にとっても、ポータルサイト掲載でどの程度の反応があるのか確認できる良い機会となります。コンテンツを充実させてアクセスを集めながら、2年目から徐々に費用を回収し利益を上げていく方法をおすすめします。サイト掲載のメリットを感じられれば、月額や年額の利用料金を支払ってでも利用したいと考えるはずです。また、月額利用料を無料にして成果報酬型にする方法の場合は、短期間で多くの掲載企業を集客することが可能です。

成果が出るかわからない媒体には人的リソースも割きにくいので、掲載作業も受け持つ

掲載企業としては、成果が出るのかどうかわからない媒体に人的リソースを割くのは難しいと考えるかもしれません。企業のニーズに応えるためにも、ポータルサイトへの掲載作業も受け持つようにすると集客につながる可能性があります。その場合には、掲載企業の情報の更新や、発信内容の改善なども定期的に行っていく必要があります。

業務が効率化できる集客以外の掲載メリットを作る

下記は一例ですが、ポータルサイトに掲載することで、集客できるだけでなく、業務効率化ができるというメリットを作っておくことも必要です。

• 会員管理機能を最短で導入し、新規顧客を獲得できる
• WEB予約システムの利用により、電話予約対応時間の削減ができる
• 企業や店舗にとってホームページの代用となるように、多くの情報を掲載することができる

 

ポータルサイト運営者におすすめしたい掲載企業向けの機能

扱う情報量が多いポータルサイト運営ですが、掲載企業向けにどのような機能を付けるのがおすすめか解説していきます。もちろん掲載企業の管理画面が使いやすく作成されていることが前提ですが、ポータルサイトの機能を利用することによって業務効率化が図れることは、掲載企業にとってメリットとなります。

来店型の店舗を集めるポータルサイトなら予約・管理機能！

来店型の店舗を集めるポータルサイトであれば、予約・管理機能をおすすめします。予約システムであれば、営業時間外であっても24時間365日受付可能。ユーザーも好きな時間に気楽に予約できるのはメリットとなり、企業にとっても対応の手間が省けたり、予約状況の確認もしやすくなったりします。他にもリアルタイムでの空き状況の確認、ダブルブッキング削減、事前決済が可能など、大きなメリットがあります。

専門家や技術者などの紹介機能！

特定の分野に特化したポータルサイトの場合、専門家や技術者などの紹介機能もおすすめです。商品やサービスだけでなく、専門家や技術者の紹介機能をつけることで、信頼性も高くなり、ユーザーが課題をスピーディに解決することができます。特定の分野の情報が集まっているので関心の高いユーザーが集まりやすくなり、自然とアクセス数も増える傾向があります。

業界のトレンドなどがわかるメルマガ機能！

メルマガは、会員登録したユーザーやメールアドレスを獲得したユーザーに対してメールを配信します。サイトの付加価値を高めるために、業界のトレンドなどがわかる定期的なメルマガ配信機能の作成をおすすめします。お得な情報を配信することで、認知度向上やユーザーの満足度にも繋がります。「メルマガに登録する」というパターンをよく見かけると思いますが、例えばこのメルマガから「個別コンサルティング」「セミナー参加」などと収益につながる可能性も出てくるので、低コストで効果的なマーケティング手法ともいえます。

 

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