EFO(入力フォーム最適化)とは?実施すべきEFO対策とツール紹介
目次
HPのリニューアルや広告ツールの導入など、サイトの環境や対策にコストをかけて対策してはいても、いまいち成果に満足ができない……そんなお悩みはないでしょうか。
ここでは、ECサイトの購入成約や問い合わせの件数増加に大きく関係するEFO(入力フォーム最適化)についてご説明します。
EFOって何?
EFOとは、「入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)」の略で、webサイト の 入力フォーム の型を利用しやすく改善することです。
入力フォームとは、商品購入時や質問・お問い合わせ、または予約申し込み、会員登録などさまざまなシーンでお客さまが氏名や住所・メールアドレスなどの情報を入力し送信するためのフォームです。
これらの入力作業を最後まで行い送信完了の件数を増やすためにフォームを改善し最適化するがEFO対策です。
EFOの重要性と期待出来る効果
EFOはGoogle広告などのツール導入やSEO対策に比べてまだ一般的には知られておらず、重要視している人はそんなに多くないかもしれません。ですが、コンバージョンを上げる上でEFOは大変コストパフォーマンスの良い対策として周知され始めています。
「入力フォームなんてどこも定型通りで良し悪しは特にない」と思われる方もいるかと思いますが、ご自身がユーザーとして入力作業をした時のことを思い出してみて下さい。必須項目を空欄にしてしまったために送信エラーになったり、電話番号欄にハイフンをいれるかどうか、マンション名は次の欄・・・・など、入力の手間が面倒だと思ったり最後まで入力して送信したらエラーとなったため、やる気をなくし中断してしまったことはありませんか?
EFO対策とは、入力フォームの環境を整え、ユーザーがストレスなくスムーズに情報入力できることで、途中離脱させずに送信完了まで導く効果があります。
ユーザーが入力フォームから離脱する要因
では、入力フォームのどのような点に注意をはらい対策をすればよいのでしょうか。以下に離脱の可能性が高い要因をご紹介します。
- 入力すべき情報が多いため手間がかかる
- 個人情報の送信に不安がある
- 入力方法のルール(半角or全角)や入力必須項目はどれかなどがわかりづらい
- 送信エラーとなった時に、どこがエラーなのかわかりづらい
- 入力の途中でデータが消えてしまい、そのままに……
もし、入力フォームの時点での離脱率が高いようであれば、これらの要因が考えられるため、入力フォームを改善し、送信完了までのストレスを減らす必要があります。
おすすめのEFO対策6選
以下に具体的なEFO対策の機能をご紹介します。
リアルタイムアラート
入力時に誤った情報があると、入力欄に色が付いたりポップアップ表示されたりなど、その場で通知されます。
すぐに訂正できるため誤入力箇所を探したり、エラー解決のために悩んだりするタイムロスを防ぐことに役立ちます。
入力例の記載
あらかじめグレーなどの薄い色で入力例が入っていると、全角か半角か・氏名はカナで入れるのかなど正しい入力形式のイメージが付きやすくスムーズな入力作業につながります。
住所補完機能
エントリーフォームなどでおなじみの機能ですね。住所の入力は、郵便番号による自動入力機能を設定することでユーザーの負担軽減になります。
ナビゲーション機能
入力フォームの項目数が多いと、あとどのぐらい入力するのかわからずにストレスを感じやすくなるため、現在何ページ中の何ページ目なのかを表示することで、入力の進捗状況をリアルタイムで確認できるとわかりやすくなります。
ページ離脱アラート
入力途中で他のページに確認に行ったり、戻るボタンを押したりしてしまうと、途中まで入力した情報が全部消えてしまい再度最初から入力し直さなければならなくなるため、入力中にページを離れる際は「本当に移動してもいいのか」というポップアップを出すことで、やり直しの手間を省けます。
「次へ」「完了」ボタンのサイズや配置
優先度の高いボタンは色やサイズをわかりやすくすることで、入力作業の導線をサポートできます。また、スマートフォンなど小さい画面のサイトではボタンの間のスペースが狭いため、誤タップ防止の観点からも「次へ」ボタンは大きく目立つ・「戻る」ボタンは小さめで少し離して配置するなど工夫することでエラーの回避につながります。
EFOを実施する上でおすすめのツール4選
数あるEFO対策ツールの中から、無料のものをはじめ使いやすくて手軽なツールを4件ご紹介します。
HubSpot Marketing Hub
HubSpot のMarketing Hubは、マーケティング関連のすべてのツールとデータを1つに集約したプラットフォームです。適切なオーディエンスを惹きつけ、多くの訪問者を顧客へと転換し、包括的なインバウンドマーケティングのキャンペーンを広く展開するために役立つ、豊富な機能を備えた使いやすいマーケティング オートメーション ソフトウェアで、ランディングページやEメール、マーケティング オートメーション、ABMなどの機能で、訪問者を顧客へと転換。収益アトリビューションレポートを活用して、ROI(投資収益率)を追跡します。さまざまな機能においてCRM上の顧客データに基づくパーソナライゼーションが可能です。(HPより引用)
無料のプランからあり、日本語によるカスタマーサポート、Salesforceとの連携ができる点も特徴です。
Formrun
わかりやすいフォーム作成ツールで、EFO対策含めサイトの運営・問い合わせ対応までカバーしています。こちらも無料のプランで基本的な機能はほとんど使えます。専門知識のない初心者にもわかりやすく使いやすい仕様になっています。
ゴリラEFO
GORILLA EFOを開発したブルースクレイ・ジャパンは、1996年よりSEMに取り組む全米No.1の企業グループです(TopSEOs 2014年)年間200社以上国内企業のWEBマーケティングコンサルを行っている経験から、本当に必要とされる機能を網羅出来るEFOを開発しました。(HPより引用)
入力サポート機能20種類は業界最高水準で、スマートフォン対応の入力サポート機能も備えています。
こちらは無料プランがありませんが、初期費用30,000円・1アカウント5フォームまで9,800円で6カ月契約(6カ月ごとに更新)です。
Gyro-n【ジャイロン】
デジタルマーケティングをサポートするウェブサイト改善エンジンで、専門スタッフの徹底サポートと直感的に操作できる使いやすい管理画面が特徴です。導入企業800社を超える実績があり、スマホサイトにも完全対応しています。費用は月額15,000円からの変動制です。
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この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。