LINE向けMAツールとは?!おすすめのツールをご紹介!
目次
従来、顧客とのコミュニケーションツールはメルマガ配信が中心でした。しかしLINEを日常的に使う現代では、メルマガではなくLINEを活用したMA(マーケティングオートメーション)に目を向ける企業が増えています。
この記事では、LINEを使ったMAが注目されている理由や、実際の成功事例、おすすめのLINE向けMAツールなどをご紹介します。
メールマーケティングからLINEマーケティングの時代へ
これまでは、見込み客の獲得や育成といえばメルマガが主流でした。しかしLINEの登場と普及に伴い、いまはLINEがメルマガの代わりになる時代にあります。
メルマガには以下のように「メールを開いてもらいにくい」というデメリットがあるのです。
- メールの利用頻度が減り、送付してもすぐ気づいてもらえない
- 受信拒否設定などで、届かないことがある
- 迷惑メールボックスに入ってしまう
これでは、せっかくコストや労力をかけてメルマガ配信しても、効果が薄れてしまいます。そんな中、メルマガのデメリットを解消できる手段として注目されているのが、LINE向けのMAツールを使用したマーケティングです。
LINE向けのMAツールとは?公式アカウントで出来ることとの違い
LINE向けのMAツールとは、LINEと連携が可能なMAツールです。
この章では、MA(マーケティングオートメーション)の基礎知識や、MAでLINEを活用すべき理由、LINE公式アカウントで利用可能なこととの違いを解説します。
MA(マーケティングオートメーション)とは?
LINE向けMAツールについて解説する前に、まずはMAについて知識を深めましょう。
MAとは、マーケティングオートメーションのことです。マーケティングオートメーションとは、マーケティング活動を自動化し、見込み顧客を育成するツールを指します。見込み顧客の獲得~商談化までの工程を効率化し、商談獲得数を最大化できるのが特徴です。
従来、見込み顧客を商談につなげるには、営業担当者が顧客一人ひとりに対して、定期的に連絡を取り続けなければなりませんでした。しかし大勢の顧客を管理し続けるのは非効率です。適切な時期に情報を届けなければ、商談のタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
MAを利用すれば、見込み顧客リストをシステム上で管理し、人それぞれに適した時期に、適した内容のメールを自動配信できます。
人が取り組むには時間と労力がかかりすぎる工程を自動化・省略化できるので、営業活動の生産性が向上しやすいところがメリットです。
LINEを使ったMAが注目されている理由
従来のMAはメールと連携するのが一般的でした。しかし現在は、LINEの活用が注目されています。
なぜなら日常的な連絡ツールとして、メールを利用する人は少なくなっているからです。業務上の特定のやりとりはメールを使っていても、友人や家族との連絡手段にわざわざメールを使う人は減ってきているでしょう。
LINEは年齢や性別を問わず、多くの人が日常的に利用しています。1日に複数回のタイミングでLINEをチェックする人も多いでしょう。見込み顧客と定期的に接触しなければならないMAにとって、LINEは相性がばつぐんです。
LINEでMAをおこなう主なメリット
- メッセージを開いてもらいやすい
- アカウントを登録してもらいやすい
- コンバージョンが向上しやすい
- メッセージを開いてもらいやすい
現在もマーケティング施策のひとつとして、多くの企業でメルマガが活用されています。しかし近年のメール離れにより、メッセージの開封率が高いとは言えない状況です。
その一方でLINEは、普段から頻繁に活用するツールということもあり、メルマガに比べて開封率は高い傾向にあります。メールと違って、迷惑メールボックスに振り分けられないところも、LINEのメリットです。
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アカウントを登録してもらいやすい
メルマガに比べて、LINEはアカウント登録が容易です。メルマガの場合、メールアドレスを直接紙に書いてもらう、入力してもらうといった手間がかかります。
しかしLINEの場合、店頭に提示されているQRコードをスマホで読み込むだけです。メルマガに比べて、簡単に顧客とつながりを持てます。
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コンバージョンを獲得しやすい
LINEのメッセージ内に「購入」「来店予約」のようにボタンを表示でき、コンバージョン率のアップにつながりやすいところもポイントです。
LINEは、メールのようにシンプルなテキストだけではなく、画像や動画を配置して、デザイン性の高いメッセージを届けられます。視覚的にわかりやすく、自社の強みや想いを届けやすいでしょう。
スマホ画面の提示で使えるクーポンも配信できるので、「お得な情報はないかな?」と、毎回チェックしてもらえるかもしれません。
LINE向けMAツールを選ぶポイント
MAツールにはさまざまな種類がありますが、以下の点に注目してツールを選ぶのが大切です。
- セグメントする際の顧客情報を格納できるか
- 提供元にLINEマーケティングに関するノウハウがあるか
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セグメントする際の顧客情報を格納できるか
LINEでメッセージを配信するにあたり、購買履歴や顧客の属性といった顧客情報を、保持できるか確認しましょう。顧客情報を豊富に格納できるほど、より詳細にセグメントできます。
ちなみにセグメントとは、年齢・性別・居住地域・購買傾向・商品に対する認識・購買に至る傾向などが似通っているグループに、顧客を分類することです。
セグメントしたグループごとに最適な情報を届けることで、コンバージョン率のアップが期待できます。
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提供元にLINEマーケティングに関するノウハウがあるか
LINEはメルマガほどノウハウが確立されていないマーケティングツールです。LINEを効率よく活用するには、他社で効果のあった施策などを上手く取り入れ、改善しながら運用しなければなりません。
そのため、LINEを活用したMAの過去の成功事例を保有していることや、MAツールの提供にとどまらず、実際のマーケティング施策までサポートしてくれる企業を選ぶのが、成功のカギだと言えるでしょう。
LINE公式アカウントで出来ることとの違い
LINE公式アカウントとは、LINEアプリを通じてアカウント登録者にメッセージを配信できるサービスです。
LINE公式アカウントには、以下のようなデメリットがあります。MAはそれらをカバーできるので、LINEとMAを連携させるべきなのです。
- 自由にセグメントできない
- ユーザー情報を記録・管理できない
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自由にセグメントできない
LINE公式アカウントにもセグメント機能があるものの、事前に用意されているセグメントでの絞り込みしかできません。
たとえば「リピーターに配信したい」「誕生日のユーザーに配信したい」といった、自由な絞り込みに対応していないのが欠点です。
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ユーザー情報を記録・管理できない
1回でもメッセージをやりとりしたことのあるユーザーなら、タグ付けやメモの入力が可能です。しかしメッセージを送信してくれたことのないユーザーの場合、記録は残せません。
LINEのMAツールでの成功事例
当サイトを運営しているWebコンサルティング会社の「MPH」の、成功事例を紹介します。
アパレルアイテムを取り扱うECサイトの事例です。LINE向けMAツールの活用により、休眠会員をアクティブ会員へ復活させることに成功しました!
このサイトは、データベースに登録されている会員数の割にアクティブ会員が少ないことが課題。いわゆる「休眠会員」の活用を検討していました。
そこでLINEのMAツールで休眠会員に対し、過去の購入データなどからニーズがあると思われる情報を提供。休眠会員の一部をアクティブ会員へ復活できたのです。
LINEでMAを実施する為の3つのステップ
LINE向けMAツールを活用したマーケティング施策は、以下の3ステップで進めます。
① 「友だち」登録を増やす
② セグメントに適したコンテンツ配信の設定
③ 効果の検証と顧客情報の管理
① 「友だち」登録を増やす
LINE向けMAツールで効果を出すには、LINE公式アカウントの「友だち」をたくさん獲得しなければなりません。
「LINE公式アカウントを登録したら、クーポンを獲得できる」のように特典を作ってアピールすることで、登録してもらいやすくなるでしょう。
② セグメントに適したコンテンツ配信の設定
登録者全員に、同じ内容のコンテンツを配信していると、人によっては的外れな内容を届けることになってしまいます。不要な情報ばかり届けてしまうと、開封してもらえなくなったり、友だちを外されたりすることもあるでしょう。
その状況を防ぐには、顧客をセグメントしてそれぞれに適切なコンテンツを配信すること。MAツールは、顧客属性や流入経路などをもとに、自由なセグメント化が可能です。
③ 効果の検証と顧客情報の管理
コンテンツは、ただ配信するだけでは成功しません。ユーザーがどのような内容に反応し、アクションを起こしたのか測定、課題が見つかったら改善する必要があります。
また、MAはあらゆる顧客情報を一元管理できるのが特徴です。CRM(顧客関係管理)機能やアンケートなどを利用して、顧客データを増やしていけば、確度が高いユーザーにコンテンツを届けられるでしょう。
おすすめのツール
LINEと連携が可能な、おすすめのMAを7つ紹介します。
Lステップ
Lステップ(エルステップ)は、LINE公式アカウントの機能を拡張したtoC向けのMA。LINE公式アカウントに特化した配信ツールです。
Lステップの大きな特徴は、シナリオ分岐や配信時間の柔軟性が高いこと。ちなみにシナリオとは、複数のメッセージを組み合わせて、1つの構成にしたものを指します。
LINE公式アカウントの場合、分岐はシナリオ開始時だけです。Lステップは、シナリオの途中に、ほかのシナリオへ分岐できます。また、LINE公式アカウントの配信時間は、最短1時間のように限定されているのが欠点。Lステップなら、詳細に配信時間を設定できます。
最近は新しく「予約管理機能」が追加され、LINE画面内で予約受付もできるように進化しました。自動で予約が完了するので、顧客とのやりとりは不要。自動でリマインダーを送る機能もあり、予約のドタキャンを防げます。
Liny
Liny(リニー)は、約3,500社以上の企業への導入実績を誇るMAツールです。あらゆるビジネスに対応できるよう、幅広い業種に向けてアップデートを重ねてきました。経済産業省や金融庁をはじめ、自治体や金融機関などさまざまな場面で利用されています。
大企業や官公庁に選ばれるほどの、徹底したセキュリティ対策を施しているところも特徴です。
ユーザーとのやりとりや、自動Q&A機能、流入経路分析などにより、ユーザーの興味関心や属性を自動で収集・管理できます。収集した情報に応じてユーザーごとに適した情報を配信できるので、高い反応率が期待できるでしょう。
Linyの運用に長けた専門スタッフが、導入から運用にかけてチャットでご案内。Zoomでの無料サポートにも対応しています。
L Message(エルメ)
エルメは、導入アカウント数が6,000件を突破。飲食店・エステサロン・EC通販・不動産・学習塾など、幅広い業界で集客や販促の成功実績があります。
エルメにはLINE公式アカウントの拡張機能や、エルメ独自機能であるアンケート・予約・決済機能も搭載。アンケート機能を活用すれば、性別・年齢・居住地域・興味関心などの顧客情報をスムーズに集められます。
フリープランなら初期費用・月額費用がともに無料で、月間1,000通の配信が可能です。有料プランは月間配信数が無制限で、追加料金が発生することはありません。契約期間に縛りがなく、利用者の都合に合わせて即時解約できるため、気軽に導入できるでしょう。
LIBERO
LIBEROは、LINEに対して技術支援をおこなっているパートナー企業です。
配信するメッセージは、いくつかの要素を組み合わせて、柔軟にレイアウトをカスタマイズできます。デザイン性の高いコンテンツを作成できるので、顧客の反応率を高められるでしょう。
また、チャットボットの設定は直感的な操作が可能です。チャットボットにより、ユーザーとのコミュニケーションを自動化できるので、質問に答える手間を省けます。
さらに来店予約・商品購⼊・資料請求などは、LINEのトーク画面上で自動完結。SalesforceやLINE Beaconといった外部アプリとのAPI連携は、総勢40名の専属のエンジニアがスムーズに対応します。
MicoCloud
MicoCloudの提供元は、LINE公認テクノロジーパートナー。成長企業から大手企業まで、さまざまなジャンルの企業へ導入実績があります。
MAツールの提供に限らず、成功体制を構築するまで、専任チームが徹底的にサポート。さまざまな顧客データを管理し、検討段階・購入回数・属性といった情報を可視化します。それらの情報をもとにして、一人ひとりに最適なコンテンツ配信を実行できるのです。
お友だち登録の流入経路や配信時の反応率を分析し、顧客属性ごとにクロス集計を出すなど、顧客に対する理解を深めるための機能が搭載されています。
LOYCUS
LINE公式アカウント運用を「自動化」「可視化」できるMAツール。友だち登録・メッセージ受信・URLのクリックといったアクションに対して、自動的にメッセージの配信やシナリオのスタートが可能です。
顧客情報も自動的に蓄積され、セグメント化された顧客へ適切なコンテンツを配信。配信後の効果を詳細に分析でき、ダッシュボードをチェックすれば、現在の運用状況が一目で把握できます。
そのほか、LINE公式アカウントの友だちを、LOYCUSへスムーズに追加できる「友だちラクラク追加」やLOYCUSを利用するスタッフを設定できる「スタッフ管理」などの、便利な機能も搭載しています。
スマケ!
スマケ!は、「LINE公式アカウント」や「LINE広告」を提供するSales Partnerが唯一開発しているMAツールです。
LINE社を含めた運用体制なので、仕様変更時には優先的に連絡がいくなど、LINE社からのバックアップを受けられます。
システムを提供するだけにとどまらず、運用をサポートする体制が整っているところが利点です。専任のコンサルタントが、成果が出るまでサポートしています。
セグメント配信・チャットボット構築・トリガー設定機能をはじめ、LINE上で懸賞キャンペーン実施や、LINE payと連携・決済機能も搭載しています。
LINEのMAツールを活用したWEB集客はMPHにおまかせ下さい。
「LINE向けMAツールで運用を始めたいけれど、ノウハウがなく集客できるか不安…」
このようにお悩みなら、WEBコンサルティング会社のMPHにご相談ください。
御社に代わって競合調査や自社分析をおこなったうえで、LINE向けMAツールを活用した、具体的な行動計画を立案。ただ提案するだけではなく、進捗管理や成果分析も実施して、WEB集客を徹底的にサポートいたします。
メールでのお問い合わせは24時間受付しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。