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LINEマーケティングとは?メリットや施策例などを解説

LINEマーケティングとは?メリットや施策例などを解説

メッセージアプリの「LINE」は、国内で約70%の人が使っている、日常生活に欠かせないツールです。LINEは圧倒的なユーザー数やリーチ力の高さが魅力で、多くのユーザーへアプローチできることから、マーケティングに活用する企業が増えています。

本記事でLINEマーケティングのメリットや、LINEマーケティングには、どのような施策があるのか紹介します。

LINEの特性・ユーザーデータについておさらい

LINEの特性とユーザーデータ

  • 月間アクティブユーザー(MAU)は9,200万人以上
  • 男女比は男性42.7%、女性52.8%と女性がやや多い
  • 年齢や性別を問わず多くの人が利用している
  • 多くの年代で70~90%の人が毎日利用している

LINE Business Guide 2022年7月~9月期」によると、日本国内の月間アクティブユーザー(MAU)は9,200万人以上です。日本の人口の約70%が、LINEを利用していることになります。

【月間アクティブユーザーとは?】

アプリをダウンロードしている人のうち、月1回以上サービスを利用したユーザー数を表す指標です。つまり、アプリダウンロード後に一度も利用していないユーザーや、休眠状態のユーザーは含まれません。

利用者の割合を男女別にみると、男性は42.7%、女性は52.8%。女性のほうがやや多いものの、性別による大きな差はありません。利用している年代にも偏りはなく、若年層からシニア層にかけて、幅広い世代の方に利用されています。

また、どの年代でも70〜90%の人が、LINEを毎日利用することが分かっています。とくに多いのは25〜29歳の女性で、割合は92.2%です。

LINEマーケティングとは?

LINEマーケティングとは、LINEを企業のマーケティングに活用する施策です。

LINE公式サイトの友だち登録を利用して、実店舗やWEBサイトへの集客につなげたり、ユーザーとメッセージ機能を使ってコミュニケーションをとり、自社製品・サービスの認知度をアップさせたりと、多くの効果が期待できます。

LINEサービスが登場する前、見込み客の獲得や育成として主流だったのは、メルマガでした。しかし現代は、メールよりもLINEを日常的に利用する人が増加しています。そのためメールマーケティングではなく、LINEマーケティングに注目が集まっているのです。

LINEマーケティングのメリット

LINEマーケティングの主なメリットは、以下の5つです。

  • ユーザー数が圧倒的に多い
  • メルマガよりも開封率が高い
  • 友だち登録により手軽に見込み客を獲得できる
  • 1:1のやりとりで親密な関係を築きやすい
  • 継続的に管理しやすい

ユーザー数が圧倒的に多い

最も大きなメリットは、ユーザー数が多いこと。前半の章で解説したとおり、LINEの月間アクティブユーザー数は9,200万人を超えています。

幅広い世代の人に利用されていることに加え、多くのユーザーが毎日利用しているため、多くの人へタイムリーに情報発信できるのが魅力です。

また、LINEは他のSNS(Twitter、Instagram、Facebookなど)に比べても、高いユーザー数を抱えています。

LINEがスマートフォンユーザーに対して、使用しているSNSについて実施した調査(2022年2月)によると、LINE・Twitter・Facebookの利用者割合は以下のとおりでした。(※全国15〜69歳のスマートフォンユーザーを対象に調査。サンプル数は20,000)

LINE:83.4% (このうち、LINEのみ利用している人は41.6%)
Twitter:38.3% (このうち、Twitterのみ利用している人は2.5%)
Facebook:20.4% (このうち、Facebookのみ利用している人は0.4%)

このようにLINEは他のSNSと比較してユーザー数が多く、「TwitterやFacebookは使っていないが、LINEなら使っている」という人が多いことが分かります。

つまり、TwitterやFacebookを利用したマーケティングでは接触できなかった人たちに対して、LINEならアプローチできるのがメリットです。

メルマガよりも開封率が高い

LINEのメッセージは、メルマガに比べて開封率が高い傾向にあります。なぜなら、近年はLINEの普及に伴い、メールを日常的に利用する人は減少しているからです。このことから、メールが届いても気づかない、読んでもらうまで時間がかかる、といったデメリットが生じます。また、迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性があるのも、メルマガの欠点です。

その一方でLINEなら毎日利用するユーザーが多いので、早いタイミングでメッセージを読んでもらえるでしょう。

友だち登録により手軽に見込み客を獲得できる

メールアドレスを入手するよりも、LINEの友だち登録をしてもらうほうが容易です。

メルマガには顧客のメールアドレスが必要なのと同様に、LINE公式アカウントを使ってマーケティングをおこなう際には、友だち登録が必要になります。

メールアドレスの場合、アンケート用紙などに記入してもらったり、WEB上で入力してもらったりなど、手間がかかるでしょう。もし複雑な文字列や記号を使っている人の場合、記入するのが大変です。

その一方でLINEなら、QRコードの読み込みや、友だち追加ボタンをタップするだけで登録が完了します。簡単に顧客とつながりを持てるため、集客や認知度アップを図りやすいのがポイントです。

1:1のやりとりで親密な関係を築きやすい

LINEは、トーク機能で顧客と1:1でコミュニケーションできます。そのため従来に比べて企業と顧客との距離が近く、親密な関係を築きやすいのが特徴です。

企業やブランドを身近に感じてもらえれば、購買意欲の向上につながります。

継続的に管理しやすい

企業側は、LINEのアカウントを複数人で管理できます。担当者が代わった際の引継ぎがスムーズにできるため、継続的に管理しやすいところが便利です。

LINEマーケティングの施策例

LINEマーケティングの施策例

LINEマーケティングの施策例を6つ紹介します。

  • LINE公式アカウント
  • LINE広告
  • LINEミニアプリ
  • LINEチラシ
  • LINEプロモーションスタンプ
  • MAツールを利用

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントは、企業やブランド、店舗がLINE公式アカウントを作成し、友だち登録されている顧客に対して、さまざまなコンテンツを配信できるサービスです。

メッセージ配信機能に加え、デジタルのポイントをLINE上で発行・管理できるショップカード機能や、LINE上で使用できるクーポンを発行できる機能なども搭載しています。

LINE公式アカウントの料金プランは、以下の3種類です。

項目 フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額固定費
(税別)
無料 5,000円 15,000円
無料メッセージ
通数
1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ
料金(税別)
不可 5円 ~3円

1,000通まで無料で配信できるフリープランがあるため、コストを抑えたい場合や、まだ検討段階の企業は、まずはこちらから初めてみるのがおすすめです。

LINE広告

LINE広告とは、LINEユーザーに対して配信できる運用型広告です。配置場所は以下のように、自由に選択できます。

トークリスト:トーク一覧画面の最上部
LINE NEWS:記事が掲載されるLINEアプリ内のニュースタブ
LINE VOOM(旧タイムライン):企業や店舗のさまざまな投稿が表示される画面
ウォレット:モバイル送金・決済サービスが利用できる「ウォレット」タブ

上記のほか、LINEマンガ・LINE BLOG・LINEポイントクラブなどのLINE関連サービスにも配信可能です。

年齢・性別・地域・興味関心などの属性でターゲティングをおこない、セグメントごとに適した広告を表示する「デモグラフィック配信」。過去の購入履歴など、蓄積されたユーザー情報を利用して、セグメントに合った広告配信をおこなう「オーディエンス配信」など、複数の種類があります。

LINEミニアプリ

LINEミニアプリとは、LINE上で実行できるwebアプリケーションです。LINEユーザーに対して、企業がオリジナルのアプリを提供できます。

企業側はアプリ開発にかかるコストや労力を削減でき、ユーザーにとっては別途アプリをインストールする必要がなく、面倒なログインも不要なので、利用までのハードルが低いところがメリットです。

飲食店や美容サロンなど、さまざまな業種・業界に特化した機能が用意されており、店舗の会員証・来店予約・整理券発券といったサービスを展開できます。

さらにLINEアカウントと連携し、詳細なユーザー行動の取得・活用が可能。たとえばLINEミニアプリで取得したデータを利用して、LINE公式アカウントからユーザーごとに適したコンテンツを配信することで、コンバージョン率アップにつながるでしょう。

LINEチラシ

ユーザーの生活エリア情報を元に、LINE上でチラシやメッセージを配信する、デジタルチラシサービスです。

ユーザーが「マイエリア」として地域を登録すると、近隣の店舗が優先して表示されます。ユーザーとしては、近場のお得情報をチェックできるので便利です。

ユーザーが店舗ページをお気に入り登録すると、そのユーザーが自動的にお友だち登録されます。顧客とつながりを持てるので、継続的に情報を届けられるでしょう。

デジタルチラシの配信数や閲覧数を確認できるレポート機能つきで、広告効果を把握できます。また、LINEチラシ内に自社HPやECサイトのURLを記載することで誘導も可能です。

LINEプロモーションスタンプ

LINEならではの施策といえるのが、LINEプロモーションスタンプです。ユーザーに対して、無料もしくは条件つきでスタンプを提供します。

毎日のようにスタンプを利用するLINEユーザーは多いので、スタンプをきっかけに、企業・ブランドの認知度アップやファン化を狙えます。

もし自社キャラクターがいない場合でも、LINEクリエイターズスタンプを利用すれば、配信可能です。クリエイターの中から、広告タイアップに対応できる人を起用し、スタンプ制作を代行するプランもあります。

MAツールを利用

MA(マーケティングオートメーション)ツールとLINEを組み合わせておこなうマーケティング施策です。

MAとは、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化・自動化するツール。活用することで、顧客それぞれの興味関心や行動に合わせて、最適なコンテンツを最適なタイミングで届けられます。

MAは詳細なセグメント化や、柔軟なシナリオ分岐など、LINE公式サイトだけではできない機能が満載です。

MAツールの提供元によって、LINEマーケティングをサポートしてくれるところもあります。過去の実績やノウハウが豊富な企業を選ぶのがポイントです。

LINEマーケティングは東京のWEBコンサルティング会社MPHへ

LINEマーケティングでお困りなら、ぜひWEBコンサルティング会社のMPHへご相談ください。

御社に代わって競合調査や自社分析をおこない、具体的な行動計画に落とし込みます。
提案するだけにとどまらず、きちんと成果を計測・分析してPDCAサイクルを回すことで業績UPを実現します。

MPHは、LINE向けMAツールを活用したマーケティングのサポートもおこなっており、以下はアパレルアイテムを取り扱うECサイトの成功事例です。

【成功事例】
このサイトは、データベースに登録されている会員数に対して、アクティブ会員が少ないことが課題。いわゆる「休眠会員」の活用を検討していました。

そこでLINEのMAツールで休眠会員に対し、過去の購入データなどからニーズがあると思われる情報を提供。休眠会員の一部をアクティブ会員へ復活させることに成功しました。

LINEマーケティングに限らず、そのほかのSNS活用法・SEO対策・WEBサイトのアクセス解析など、WEBマーケティングに関することなら何でもご相談ください。

この記事を書いた人

MPH WEBコンサルティング事業部

MPH WEBコンサルティング事業部

専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA

様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。

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