売上が順調に上がっている「売上向上期」には、事業拡大に向けた積極的な施策が必要です。

売上向上期に自由診療クリニックがやるべきマーケティング施策を、人気クリニックの支援実績豊富なMPHのコンサルタントが詳しく解説します。

 

自由診療のクリニックが売上向上期にやるべきマーケティング施策

順調に患者数が増え、売上が上がっている時期にも安心はできません。一時的な流行やニーズのおかげで売上が上がっている場合、いずれ売上が落ちてしまう恐れもあります。売上が向上している時期だからこそ、新規顧客獲得、事業拡大に向けて行動を起こす必要があります。

事業拡大のためにすべきマーケティング施策をご紹介します。

適正予算での広告運用

WEB広告は集客のために有効な施策ですが、適正な予算を決めてその範囲で運用しましょう。

売上向上期の広告運用の予算は、LTV（Life Time Value：ライフタイムバリュー）から算出します。

LTVとは、日本語で言うと「顧客生涯価値」です。顧客が生涯の中で商品・サービスを利用し続けることによって得られる総利益のことを指します。

施術やお悩み事のLTVを把握して、広告での1人あたりの獲得単価をLTVの20%ほどに収める形で広告運用を行うとよいでしょう。

顧客ニーズなどの分析

順調に売上が向上している時期でも、取り切れていない層がいるはずです。売上をさらに伸ばすために売上分析、顧客分析を行い、取り切れていない層を確保するための施策を実施しましょう。競合を常にウォッチして、各種施策の見直しを行うことも大切です。

例えば、新しい機器・施術を競合よりも先に取り入れれば対応できる顧客ニーズの裾野が広がり、新規顧客の獲得につながります。

ポジションの確保

「◯◯エリアでクマ取りなら◯◯先生」のような圧倒的なポジションを確保するために、特定の施術や特定媒体でのポジション獲得を目指しましょう。ブランディングを行うとともに、信用力強化を図る必要があります。

メディア露出を増やすのも1つの方法です。院長やクリニックのメディアへの露出を強化するためには、メディア向けのページの作成、定期的なプレスリリースを出すとよいでしょう。

網羅的なSNS活用

特定の市場やターゲット層に対して幅広い接触点を作り出し、存在感を強化するために、各種SNSでの発信はひと通り行いましょう。

ひとくちにSNSといってもLINE・YouTube・Instagram・X・TikTok・Threads（スレッズ）などさまざまな媒体があり、ユーザ層もそれぞれ異なります。発信してもターゲット層とのずれなどが原因で効果が得られない媒体もあるでしょう。

各SNS媒体で狙いと目的、効果検証期間をそれぞれ決めておき、うまくいかない場合はそのSNS媒体の運用をやめる判断も必要です。

マーケティング内製化

マーケティングを外部に委託している場合は、広報チームを院内に作り、内製化を進めましょう。内製化することで、外注費を抑えられるだけでなく、PDCAサイクルを素早く回せ、院内にノウハウが蓄積されるというメリットがあります。

事業拡大（分院展開・病床拡大）

売上が向上している段階で、分院展開や病床拡大などを行うことでより多くの顧客獲得を目指します。

業務の効率化、さらなる売上向上のために、電子カルテを始めとしたツールを自院に最適化した独自システムとして構築することもおすすめです。

採用強化

事業拡大やマーケティング内製化を行うためには優秀な人材が必要不可欠です。採用力の強化が必要です。自院の魅力をアピールできる採用サイトの構築を進めましょう。

また、自院のスタッフに採用候補者を紹介してもらう「リファラル採用」も有効です。自院のことをよく理解しているスタッフからの紹介のため、採用後のミスマッチが少ないなどのメリットがあります。紹介してくれたスタッフへのインセンティブ等の仕組みを構築するとよいでしょう。

自由診療のクリニックの拡大支援はMPHへ

売上が向上しているときこそ、事業拡大に向けたアクションが必要です。

数多くの自由診療クリニックの拡大支援実績が豊富なあるMPHに、ぜひご相談ください。

ブランディング、市場調査、競合調査、SNS広告運用など、売上向上期に必要とされるさまざまなマーケティング施策の支援をさせていただきます。

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