
ホームページにさまざまな対策を行っているにもかかわらず、検索結果の順位が上がらないとお悩みの方がいるかもしれません。東京のWEBコンサルティング会社MPHが、マイナス要因になりうるケースや、マイナス要因をツールで見つける方法などをご紹介します!
目次
- 1 あなたのHP、マイナス要因/評価を排除できてますか?
- 2 マイナス要因を排除しないでSEO/LLMO対策をしても効果は出ない
- 3 SEO対策においてマイナス要因になりうる事
- 3.1 404エラーページへのリンクが残置している
- 3.2 コンテンツの質が低い/コピーコンテンツになっている
- 3.3 本来indexして欲しいページにnoindexタグが入っている
- 3.4 canonicalタグの指定が適切ではない
- 3.5 (リニューアル時など)リダイレクトの設定が漏れている/適切ではない
- 3.6 画像やページが軽量化できてなくて、表示速度が遅い
- 3.7 関連性の低い低品質な被リンクが大量にある
- 3.8 TDH(TITLE・description・hタグ)が適切に設定されていない
- 3.9 隠しテキストや意図的なKWの羅列など悪質な内部対策をしている
- 3.10 著作権に違反したコンテンツを使用している
- 3.11 各媒体での口コミ評価・評判が低い
- 3.12 特定業界のガイドラインや法規に違反している
- 4 ツールでわかるマイナス要因の発掘方法
- 5 SEO/LLMO対策におけるマイナス要因の排除はMPHへ
ホームページにさまざまな対策を行っているにもかかわらず、検索結果の順位が上がらないとお悩みの方がいるかもしれません。
それは、マイナス要因が評価を下げてしまっている可能性があるからです。適切に評価してもらうためには、ホームページ上のマイナス要因や、評価を下げる要素を排除する必要があります。
本記事では、マイナス要因になりうるケースや、マイナス要因をツールで見つける方法などをご紹介します。SEO対策やLLMO対策で成果を出すために、ぜひ参考にしてみてください。
あなたのHP、マイナス要因/評価を排除できてますか?
マイナス要因・評価とは、Googleなどの検索エンジンから低品質と判断される要素があることで、検索順位が下がってしまう現象を指します。マイナス要因や評価は、自分では気づきにくいことも多いため、意識的に見直しや改善を行わなければなりません。
対策が不十分なままでは、Webサイトの評価が下がり、ターゲットユーザーに届かないホームページになってしまう可能性があります。マイナス要因を取り除いてWebサイト全体の品質を高めることは、多くの人の目に触れ、集客につながるホームページを作る上で重要な要素といえるでしょう。
マイナス要因を排除しないでSEO/LLMO対策をしても効果は出ない
マイナス要因を排除せずに、別の方法でSEO・LLMO対策を行っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それだけでは十分な効果を得られない可能性が高いでしょう。
どれだけ評価を高めるための対策を講じたとしても、マイナス要因が残っていると、本来期待される効果は発揮されません。例えば穴が空いたバケツにいくら水を注いでも、どんどん漏れてしまいます。それと同じで、まずは土台が正常に機能するよう、対策の前にマイナス要因(=穴)をなくす対応が必要になります。
検索エンジンの評価を高めるためには、Webサイトを「信頼できて品質が高い」と認識させることが重要です。そのためには、重複コンテンツの削除やリンク切れの修正、モバイル対応など、基礎的な部分を整える土台作りが不可欠です。
通常のSEO対策だけでなく、マイナス要因を一つひとつ取り除き、質の高いWebサイトを構築していきましょう。
SEO対策においてマイナス要因になりうる事
SEO対策において、具体的なマイナス要因になる項目を解説します。
読者にとって読みにくくなる原因を解決することで、マイナス要因も減っていきます。コンテンツの質を高めて、有益なサイト作りをしましょう。
404エラーページへのリンクが残置している
404エラーページへのリンクが残っていると、Webサイト全体の評価が下がりやすくなります。
404エラーとは、リンク先のページが削除されて、存在しなくなった場合に表示されるエラーです。Webサイト内のリンクを定期的に確認していない場合、気付かないうちにリンク切れが発生し、404エラーページへ誘導してしまう状態になってしまいます。
こうした状態が続くと、サイトの管理や更新が適切に行われていないと検索エンジンに判断されます。評価が下がり、検索結果の表示順位も落ちてしまう可能性があるでしょう。リンク切れが発生しないよう定期的にリンクチェックを行い、エラーのあるリンクはすぐに修正・削除することが重要です。
コンテンツの質が低い/コピーコンテンツになっている
オリジナリティがなくコンテンツの質が低かったり、他サイトと同じ内容でコピーコンテンツとみなされたりすることでも、サイトの評価は下がりやすくなります。
検索順位を上げるには、コンテンツの質を高めるための工夫が欠かせません。
例えば、他サイトの文章をそのまま使用せず、執筆後にコピペチェックツールを活用して重複がないか確認するとよいでしょう。また独自の調査結果や具体的な体験談、自社の知見などを取り入れることで、コンテンツにオリジナリティが生まれて質の向上につながります。
他サイトと同じ情報を載せるだけでなく、自分たちにしか提供できない価値のある情報を盛り込むよう心がけてみてください。
本来indexして欲しいページにnoindexタグが入っている
本来indexしてほしいページにnoindexタグが設定されていると、サイトの評価が上がりにくくなる原因になります。
noindexとは、検索エンジンに該当ページをindex(検索結果に表示)させないように指示するためのメタタグです。noindexが設定されていてもページ自体は通常通り閲覧できるため、運営者がその状態に気付かずそのままにしてしまう場合もあります。
検索エンジンに評価してほしい重要なページにnoindexタグを付けてしまうと、検索エンジンに表示されず評価の対象にもなりません。結果としてサイト全体の評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。
noindexタグを入れてはいけないわけではありませんが、評価を高めたいページにはnoindexを付けず、indexされる状態にしておきましょう。
canonicalタグの指定が適切ではない
canonicalタグの指定が適切でないと、サイトの評価を下げるマイナス要因となる可能性があります。
canonicalタグとは、重複コンテンツを回避するために、正規のURL(canonical)を検索エンジンに伝えるためのタグです。異なるURLで同一のコンテンツが多く存在すると、検索エンジンはどのページを評価すべきか判断しにくくなり、コピーコンテンツと見なされて評価が下がる可能性があります。
最も代表的なページを正規URLとしてcanonicalタグで明示し、同一コンテンツが1つのページに集約されるように設定することが重要です。サイト全体の評価を保つためにも、canonicalタグを適切に設定しましょう。
(リニューアル時など)リダイレクトの設定が漏れている/適切ではない
Webサイトをリニューアルした際に、リダイレクトの設定が漏れていたり適切でなかったりすると、検索エンジンの評価が下がる原因になります。
例えば、リニューアルによってURL構造が変更されたにもかかわらずリダイレクトを設定しなかった場合、旧ページにアクセスすると「404エラー(ページが見つかりません)」が表示されます。旧URLの評価を新URLに引き継げなかったり、旧URLをブックマーク登録していたユーザーがアクセスできなくなったりしてしまいます。
リニューアル後も検索エンジンから正しく評価され、ユーザーにもスムーズにアクセスしてもらうためにも、リダイレクトの設定を適切に行うことが重要です。
画像やページが軽量化できてなくて、表示速度が遅い
画像やページのデータが軽量化されておらず、表示速度が遅いと検索エンジンからの評価が下がる原因となります。検索エンジンは、ページの表示速度を評価基準の1つとしているため、SEOにも影響があります。
表示に時間がかかるとユーザーは離脱しやすくなり、結果として直帰率が上がることになりかねません。すると、検索エンジンに「このページは有用ではない」と判断され、評価が下がりやすくなってしまうわけです。
画像サイズの軽量化や、不要なJavaScript・CSSの削減など、ページの表示速度を改善する対策が重要です。画像の圧縮やコードの軽量化は、SEOの基本的な改善ポイントといえるでしょう。
関連性の低い低品質な被リンクが大量にある
関連性の低い低品質な被リンクが大量にあると、検索エンジンからの評価が下がりやすくなります。検索エンジンは、被リンクを「他サイトからの信頼の証」とみなします。内容が薄いサイトや無関係な内容のサイトから多数のリンクが集まっているとスパムと疑われて、かえって逆効果になるかもしれません。
質の低い被リンクを増やしてサイト自体の信頼性を損なわないように注意が必要です。被リンクを獲得する際は、コンテンツとの関連性やリンク元の信頼性を意識し、質の高い被リンクを用意しましょう。
TDH(TITLE・description・hタグ)が適切に設定されていない
TDH(TITLE・description・hタグ)は、検索エンジンがページの内容や構造を正しく理解し、評価する上で重要なSEO要素です。TDHが適切に設定されていないと検索エンジンからは評価されづらく、読者も読みづらさを感じるサイトとなってしまうでしょう。
- TITLE(タイトル):ページの内容を端的に表す1番目立つテキストです。
- description(ディスクリプション):検索結果でタイトルの下に表示される説明文で、クリック率に大きく影響します。未設定の場合、検索エンジンによって自動生成されることがあります。
- hタグ(見出しタグ):h1、 h2、 h3…といった見出しタグの順序や構造が適切でないと、コンテンツの構造が不明瞭になり、検索エンジンも読者も内容を理解しにくくなります。
サイトの内容と構造を正確に伝えるためにも、TDHの設定を正しく行い、読みやすく評価されやすいページ作成を心がけましょう。
隠しテキストや意図的なKWの羅列など悪質な内部対策をしている
隠しテキストや意図的なKWの羅列といった悪質な内部対策はGoogleのガイドラインに違反し、逆効果となります。
- 隠しテキスト:白い背景に白文字でキーワードを埋め込むなど、ユーザーには見えない形でキーワードを配置する行為。
- KWの羅列:意味の通らない不自然な文章の中に、キーワードを過剰に詰め込む行為。
これらは誤ったSEO対策方法のため、検索エンジンからの評価が下がる原因になります。
正しいSEO対策を行うためには、隠しテキストや不自然なKWの羅列を避け、ユーザーにとって読みやすく有益なコンテンツを作成することが重要です。
著作権に違反したコンテンツを使用している
著作権に違反したコンテンツを使用していると、検索エンジンからの評価が下がる可能性があります。
著作権侵害とは、他者が権利を保有している文章や画像、音楽などのコンテンツを許可なく使用することです。検索エンジンは著作権を侵害するコンテンツの使用に対して厳しく対応しており、違反が確認されるとSEO評価の低下につながります。
さらにコピーサイトと見なされると、該当ページだけでなく、サイト全体の評価が下がる可能性もあるので注意しましょう。コンテンツの使用時は商用利用が許可された素材を使用するか、引用元を明記するなど、著作権に則った適切な対応を行うことが重要です。
各媒体での口コミ評価・評判が低い
各媒体での口コミ評価や評判が低い場合も、検索エンジンにおけるマイナス要因となる可能性があるでしょう。
検索エンジンは、サイト内の情報だけでなく、外部からの評価や評判も検索順位の判断材料として考慮しています。
例えば、ECサイトの商品レビューや、SNS上での否定的な言及が多い場合、検索エンジンの評価に影響を与えることがあります。レビュー評価が低いということは、検索エンジンから「信頼性の低いサイト」と判断されやすくなり、結果的に評価が下がってしまうわけです。
各媒体の口コミやレビューも定期的に管理して顧客対応を行うことで、信頼性が高まりSEOにもよい影響を与えることが期待できます。
特定業界のガイドラインや法規に違反している
特定業界のガイドラインや法規に違反している場合も、検索エンジンからのマイナス評価につながる可能性があります。
特定の業界とは、医療・金融・法律・美容・健康食品などを指しており、法規制や業界ガイドラインへの準拠を重視している分野です。特定業界は専門的が高く、正確で適切な情報提供が求められるため、誤った情報が載せられていると読者の健康や財産に悪影響を及ぼすリスクがあります。
法規やガイドラインに違反していると判断された場合、検索エンジンの評価が下がる可能性があります。特定業界に関する情報を扱う際は、正確かつガイドラインや法規に沿った内容を提供するようにしましょう。
ツールでわかるマイナス要因の発掘方法
ここでは、ツールで確認できるマイナス要因の発掘方法をご紹介します。
Search Consoleのページからindex状況の確認(無料)
Google Search Consoleでは、ページのindex状況を無料で確認できます。
indexとは、検索エンジンが該当のページを認識し、検索結果に登録(インデックス)している状態を指します。indexされていないページは検索結果に表示されないため、ユーザーに見つけてもらうことができません。
index状況の確認は、Google Search Consoleの「URL検査」から行えます。
「URLがGoogleに登録されていません」と出る場合は「インデックス登録をリクエスト」して、index登録を行うことをおすすめします。index登録を行い、検索結果に表示されないという事態は避けましょう。
AhrefsのSite Auditでエラー/マイナス要因の確認(有料)
AhrefsのSite Audit(有料)を活用すると、エラーやマイナス要因を効率的に確認できます。
Site Auditとは、Webサイトを自動でスキャンし、SEOに関する問題点を検出してくれる監査ツールです。
引用:Ahrefsの使い方:サイト監査の概要
例えば「noindex」タグの誤った配置やリンク切れ(404コード)など、検索順位のマイナス要因となる問題を検出できます。
サイト内のページ数が増えてくると、手作業で1ページずつ確認するには負担が大きいため、AhrefsのSite Auditを利用して効率的にエラーを洗い出すことをおすすめします。
SEO/LLMO対策におけるマイナス要因の排除はMPHへ
SEO/LLMO対策におけるマイナス要因の排除は、ぜひ「MPH」へご相談ください。
ガイドライン違反でGoogleからペナルティを受けたサイトのリカバリー事例も多数ありますので、ご紹介します。
ガイドライン違反でGoogleからペナルティを受けたサイトにリカバリー事例多数
美容クリニックやECサイトでの事例をご紹介します。ご依頼を検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
広島県広島市にある美容クリニック「ネビュラクリニック」様
クリニック開院時にホームページを運用し始めましたが、医療広告ガイドラインの対応に追われている状況でした。医療広告ガイドラインとSEO強化を両立したHPを制作し、SEOやWEB広告からの集患も強めたいという背景からMPHにご相談いただきました。
一般的に必要なホームページのコンテンツを含めたサイト構成を提案し、クリニックのコンセプトに合わせた高級感のあるデザインを行ったことで、便利で使いやすい内容になっております。その結果、ライバルサイトへ患者様が流出するリスクが最小限になり、集患に強いホームページとなりました。
ホームページリニューアル後3ヶ月で、自然流入が972%アップしました。また、WEB広告運用開始1ヶ月で、初診予約数も42%上がっております。
店舗用品ECサイトの運営者様
10年以上自社でWebマーケティングを行っており、広告を使わず月商1,000万円を達成していましたが、事業拡大のために当初は別のSEO会社に依頼されていました。しかし、被リンクメインの対策によって、検索順位やアクセス数が悪化してしまったとのことです。
別のSEO対策会社を探されていた際に、ECサイトのSEO実績が豊富なMPHにご相談いただきました。
MPHでは、市場調査と競合調査から対策すべきキーワードと、キーワード毎の検索ボリュームを確認し、以下の提案をしました。
- 既存のカテゴリーから優先的に対応すべきカテゴリー
- リネームすべきカテゴリー・リネーム案
- 新規で追加すべきカテゴリー
以上の対策により、既存ページからの流入が増加し、これまでアプローチできていなかったキーワードでの流入にも成功しています。メインキーワードである「看板」での検索順位が圏外から10位以内になったうえ、月商1,000万円から7,000万円に成長した事例です。
MPHでは、WebコンサルティングやSEO対策、WEB広告運用など、さまざまなサービスを行っています。
ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人

代表取締役 池本将章
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO
株式会社エッコにて、WEBコンサルティング事業部長、東京支社統括を歴任した後、 2017年にMPHを創業。2019年にプラスファクトリー株式会社を設立。これまでに500以上の企業への支援実績。