レンタルビジネスは儲かるの?メリット・デメリット含め、ビジネスモデルを解説
目次
近年、さまざまな分野で、大きく業績を伸ばしているのが「レンタルビジネス」です。
少し前までは「自分の手元に残らないものに対してお金を払うなんて…」と考える方も多かったのが、時代は移り変わってきています。
今後さらに成長が予想されるレンタルビジネスですが、中には「本当に儲かるのだろうか?」と不安や疑念を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?!
レンタルビジネスの魅力やメリットと共に、その詳細について解説します。気になるデメリットや注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
所有欲から使用欲に重きが置かれる現代、レンタルビジネスが伸びています。
今後のレンタルビジネスの展望を考える上で、まず欠かせないのが「なぜレンタルビジネスがこれほどまでに伸びてきているのか?」という点です。
一昔前までは、利用したいモノがあれば、「まず購入する」というスタイルが一般的でした。もちろん今ほど「借りる」という方法が一般的になっていなかったこともありますが、やはり「購入し、自分のものとする」という行為に、満足感を抱く人が多かったのでしょう。
しかし近年、若者世代を中心にこうした価値観は大きく変化してきています。モノの目的は、所有することではなく、使うこと。自分にとって必要なときに、必要な分だけ使うことができれば、「その所有権がどこにあるのか」は、あまり気にしない人が増えてきています。
消費者にとってレンタルとは、購入よりも手軽にモノを使用するための便利な形態となっています。所有しなければ、必要なくなったモノは、自身で処分する必要もありません。所有元へと返却するだけでOKです。
また万が一、手元のモノが気に入らなかったときでも、レンタルならばそれほど手間はかかりません。気に入らなかったモノをいったん返却し、あらためて別のモノをレンタルすれば良いでしょう。
このような考え方が一般に浸透したことで、レンタルビジネスは大きく成長していると考えられます。
レンタルビジネス例
では具体的に、どのようなレンタルビジネスが人気を集めているのでしょうか。代表的なビジネス形態を4つ紹介します。
ビデオレンタル
比較的古い時代から存在しているのが、ビデオレンタルショップです。昔は「店舗に出向いて、ビデオを借りる」というスタイルが一般的でしたが、近年では、自宅にいながらにして、インターネットで情報をやりとりするケースも増えてきています。
定額制で借り放題プランや、わざわざ店舗まで出向く必要のない宅配プランなど、時代のニーズに合わせた事業展開を行う企業が、大きく成長してきています。
車レンタル
車のレンタルといえば、いわゆる「レンタカー」をイメージする方も多いのかもしれません。しかし近年は、これ以外にもさまざまなスタイルの車レンタル事業が登場しています。
短期間の利用ではなく、数年間の利用を視野に、車のリース契約をする個人のお客さまも増えていますし、車のオーナーの方が「自分が車に乗らない時間を有効活用して、レンタルに回す」というスタイルも増えてきています。
車を借りたい人と貸したい人がうまく結びつくことで、新たな可能性が生まれた事業形態だと言えるでしょう。
農機具レンタル
農機具は高価なアイテムも多く、「趣味で農作業をしたい」と思っている方にとっては、簡単に購入できるものではありません。またせっかく購入しても、実際に使用するのは1年の間にわずか数日…なんてケースも少なくないのです。
購入するまでもないけれど、好みの農機具を便利に活用したい…! このようなニーズに注目し、スタートしたのが農機具のレンタル事業です。
本格購入前の「お試し」として、レンタルを利用される方も少なくありません。
ドレスレンタル
こちらも、使える期間が限られているアイテムの一つです。ドレスを着用する機会はそれほど多くはありませんし、年齢やその時の好みによっても、選びたいドレスは変わってきます。購入よりも、むしろレンタル!と、積極的に借りるお客さまも増えてきています。
パーティードレスは、クリーニング不要で送り返すだけ、という事業者も多くあり、メンテナンスの手間がかからないことや、費用がかさまない点においても人気を集めています。
このように、レンタルビジネスにはさまざまな分野の会社が進出してきています。今後もさらに、「え!? これもレンタルできるの?」などと思うような分野で、レンタル事業への参入が進んでいくと考えられます。
レンタルビジネスのメリット・デメリット
ではここで、レンタルビジネスに参入する際のメリットとデメリットについてまとめてみましょう。
メリット
メリットは以下のとおりです。
- 一つの商品を利用して、何度も儲けを発生させられる
- 店舗不要で開業できる
- 少人数でも経営に乗り出せる
- 注目度が高まっているものの、まだまだ未発掘の分野も多い
インターネットを活用してお客さまを集客することで、開業にあたって「店舗」というものは必要なくなります。また「商品のメンテナンス」や「発送業務」がメインの仕事となりますから、工夫次第で、少人数からのスタートも可能となっています。
自分で「コレ!」と思える対象を見つけることができれば、事業を急成長させることもできるでしょう。
デメリット
一方でデメリットは以下のとおりです。
- 商品の破損や汚損のリスクがある
- アイテムによっては、商品保管のためのスペースが必要
- 往復の送料が掛かるため、利幅が小さくなる。
- 需要がない在庫を、大量に抱えてしまう可能性もある
- 借り手がつかなければ、即赤字
レンタルビジネスに参入する際には、商品の原価と、それをレンタルに回すことで得られる利益について、慎重に検討する必要があります。例えば「10回以上レンタルされれば、儲けが出る」というアイテムが、「5回で駄目になってしまった」となると、事業としては赤字になってしまいます。
レンタルビジネスを行う上での注意点
レンタルビジネスに参入するのであれば、先ほど挙げたデメリットを最小限にすることが何より大切なポイントとなります。具体的には、以下のポイントを、注意点として頭に入れておいてください。
- レンタル対象商品の見極めは慎重に行う
- メインの客層をしっかりと意識して、効果的な宣伝を行う
- 営業方法や契約完了までの流れを、しっかりと決めておく
- リピーター獲得のための工夫を行う
まずはレンタル対象の見極めについてですが、もっとも重要な項目と言って良いでしょう。
レンタルビジネスが盛んになってきているとはいえ、消費者にとって「やはり購入した方が得だ」と感じるアイテムは決して少なくありません。いかに「レンタル」という形態のメリットを伝えられるかが、重要なポイントとなります。
また、レンタルサービスが提供されていることを知らなければ、消費者はごく自然に「購入」という手段を選びます。客層をしっかりと意識しつつ、効果的な宣伝を行う必要があります。
主にインターネットでやり取りを行う場合には、契約完了までの流れや、どう固定客をつかんでいくのかまで、しっかりと検討しておくことも、重要なポイントとなります。
これらの注意点を踏まえて、事業の安定化を目指していきましょう。
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この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。