LINE公式アカウントの活用方法と事例をご紹介!
目次
「LINE公式アカウントを作ったはいいけど、うまく活用できていない」
「LINE公式アカウントの活用事例にはどんなものがある?」
このようなお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか。
本記事では、LINE公式アカウントの活用について、LINE公式アカウントの基本機能や活用方法、活用事例をまとめました。LINE公式アカウントを今よりも活用したいとお考えの方のため、参考となる内容をまとめました。
LINE公式アカウントの作り方も解説しておりますので、ぜひご一読ください。
LINE公式アカウントとは
そもそもLINE公式アカウントとはなんでしょうか?まずはLINE公式アカウントの概要について解説します。
LINE公式アカウントとは、LINE上に企業や店舗がアカウントをつくれるサービスです。アカウント作成および基本機能は無料で利用できます。
LINEは、日本最大級のコミュニケーションアプリです。LINE公式アカウントは多くの方が利用しているLINE上で商品やサービスの訴求ができます。日常的に利用するLINEに情報を届けることができるため、情報に気づいてもらいやすい・見てもらいやすい点が魅力です。
LINE公式アカウントを友だちとして追加してくれたユーザーに対して、新着商品・サービスなどの情報を届けたり、購入後のフォローを行なったり、クーポンを配布するなどのコミュニケーションを取ることができます。
LINE公式アカウントの作り方
続いてはLINE公式アカウントの作り方を解説します。
LINE公式アカウントの作り方の流れをステップごとに分けて説明します。LINE公式アカウントの作り方は以下の3ステップに分けられます。
1.アカウント作成を選択する
LINE公式アカウントのサービスページにて、「LINE公式アカウントの開設はこちら」ボタンをクリックします。以下の画面で「アカウントを作成」をクリックし、LINE公式アカウント作成を開始します。
2.個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録
続いて表示される以下の画面にて、個人のLINEアカウントもしくはメールアドレスを登録します。どちらかを登録することでLINE公式アカウントを作成することができます。
個人のLINEアカウントで登録する場合、個人のアカウントとLINE公式アカウントを連携させることで開設が完了します。メールアドレスで登録を選択した場合には、メールアドレスと必要情報を入力することで開設することができます。
3.管理画面にログインする
LINE公式アカウントを作成したら、管理画面にログインしてみましょう。無事にログインできたら、LINE公式アカウント作成は完了です。
プロフィールやあいさつメッセージなどの初期設定に進みましょう。
LINE公式アカウントでできること
続いてはLINE公式アカウントでできることを解説します。LINE公式アカウントは豊富な基本機能が備わっているため、無料プランでも便利に利用することができます。ここでは、LINE公式アカウントの主要機能を抜粋してご紹介します。
リッチメッセージの作成
リッチメッセージとは、ユーザーに送るメッセージに画像や動画を組み合わせることができる機能です。通常のメッセージよりインパクトがあるので、ユーザーにより効果的に訴求できます。新規顧客の獲得はもちろん、リピーターを増やしたい時にも有効な機能といえます。
リッチメニューの作成
リッチメニューとは、ユーザーのトーク画面下部に表示されるメニューのことです。予約、問い合わせ、クーポンなど好きなメニューを配置して、ユーザーのニーズに応えられるメニューを自社でアレンジすることが可能です。リッチメニューを充実させることで、集客だけでなく、売上アップも狙うことができます。
プロフィールの作成
プロフィールはLINE公式アカウントの顔となる部分なので、ユーザーが注目してくれるような内容にすることが重要です。プロフィールには営業時間や電話番号などの基本情報はもちろん、クーポン、公式HPへのリンクや問い合わせを載せておくと親切でしょう。
また、プロフィールには写真を載せることができます。会社のイメージに合う・印象の良い写真を選んで設定することで、友達追加をしてもらえる可能性が高くなり新規顧客の獲得にも繋がります。
顧客との会話
顧客との会話もLINE公式アカウントの主要機能です。LINE公式アカウントを友だち追加してくれたユーザーとチャット上で会話したり、LINEコールで通話をしたり、自動応答(Bot)設定をすることが可能です。ユーザーと直接会話できることで、ユーザーの悩みや質問に素早く丁寧に応えることができ、顧客からの信頼度アップにつながります。
チャット上でのメッセージは無料メッセージ通数にカウントされませんので、無制限にやりとりをすることが出来ます。なお、LINE公式アカウントから先にメッセージを送ることはできず、ユーザーに先にメッセージを送ってもらう必要があります。
LINEコールは、LINE公式アカウントの通話機能です。ユーザーがLINE公式アカウントに無料でLINE電話をかけることができます。LINEコールを受けるためには公式アカウント側で設定をする必要があります。
自動応答(Bot)は友だちからのメッセージに対して、自動でメッセージを返信してくれる機能です。自動応答には「応答メッセージ」と「AI応答メッセージ」があり、どちらかを選んで設定することができます。
LINE VOOM投稿
LINE VOOM投稿はLINE VOOM(旧タイムライン)に文章・画像を投稿できる機能です。友だちになっていないユーザーにも訴求できる可能性があります。
クーポンの配布
LINE公式アカウントでクーポンを発行することもできます。LINE上で簡単にクーポンを作成し、友だちに配信することができる機能です。実店舗をお持ちな方はもちろん、ECサイトなど実店舗をお持ちでない方もクーポンを発行することができます。
さらにクーポンを開封した人数、クーポンを利用した人数、年代、性別、居住地などの情報を把握することもでき、効果的なクーポン作りに活かすことも可能です。
リサーチ・アンケート
リサーチ・アンケートは、友だちにアンケートを依頼することでユーザーの意見を収集できる機能です。回答者にはお礼のクーポンを送ることができ、来店に繋げることも出来るでしょう。
LINE公式アカウントの活用方法
続いてはLINE公式アカウントの活用方法を解説します。ここまでLINE公式アカウントの主要機能を解説してきましたが、それらの機能をどのように活用できるのか、活用方法を解説します。それでは、一つずつみていきましょう。
メッセージ配信
【事例①】
新商品の訴求でメッセージを配信する際、画像・動画・音声メッセージを配信することでユーザーへインパクトを与える。
【事例②】
LINE限定でCMに関するクイズを配信し、クイズ正解者にLINEポイントをプレゼントすることで、CMを見てもらうように促す
【事例③】
シーズンやイベントに合わせて、ユーザーの購買欲をくすぐるコンテンツを配信することで、ECサイト訪問などのアクションにつなげる。
キャンペーン施策
【事例①】
プレゼントキャンペーンで、当選結果の確認で自社サイトに遷移させることで、商品訴求やユーザーの情報収集をはかる。
【事例②】
タイムラインでのシェアによってキャンペーン応募完了となる仕組みにすることで、友だち以外への拡散力を増加させる。
【事例③】
クリエイターズスタンプを利用して、間違い探しや大喜利などを頻繁に投稿することで、ユーザーを楽しませつつ、スタンプのダウンロード数増加につなげる。
顧客とのコミュニケーション
【事例①】
友だち追加3日後に割引情報を送る、商品購入後から1週間後にフォローメッセージを送るなど、新規顧客やリピーター獲得につながるメッセージをタイミングよく配信する。
【事例②】
ユーザーがその日に使いたい食材名をトークに送信すると、それに対し最適なレシピを提案してくれるという自動応答機能を実装し、ブランドの認知や理解につなげる。
【事例③】
APIを利用したショップカード施策を実施することで、ユーザーがリッチメニューから、バーコードが表示されているショップカード画面に遷移することができ、店頭での購入時にそのバーコードを読み取ることで購入情報の登録とポイント付与が反映される。
LINE公式アカウントの活用事例
最後にLINE公式アカウントの活用事例を2社紹介します。どちらも非常に参考になる活用事例ですので、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社MASHU
リピート率9割!自力集客5倍!
平成元年(1989年)の創業から30年以上にわたり、大阪で美容室を展開する株式会社MASHU(マッシュ)。大阪で9店舗を展開するMASHUが感じたのは、SNSの普及にともなう「お店の選び方の変化」。なんと新規に来店されたお客さまの53%がSNS経由とのこと。そこで、お客様とのコミュニケーションツールとして、LINEを活用することに。
MASHUは、2018年8月からLINE公式アカウントの利用を開始し、2022年2月にはLINEミニアプリを導入した。
-LINEミニアプリとは?-
LINEミニアプリは、LINEアプリの中に企業やお店のサービスを簡単に提供できるサービスです。会員証、モバイルオーダー、順番待ちといった運営に役立つ機能をLINEひとつで提供でき、人手不足解消や業務効率化、ユーザーのリピート促進にもつなげられます。
MASHUが利用しているPOSシステム「SalonAnswer(サロンアンサー)」のLINEミニアプリは、エクシードシステム株式会社が開発・提供している。簡単に導入できるパッケージがおすすめで、初期費用3万円、月額6800円で利用を開始できる。
引用:https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20220204/
MASHUはLINE以外にもSNSや予約ポータルサイトを活用しています。SNSや予約ポータルサイトで認知を広め、来店にはLINEミニアプリ、商品購買にはLINE公式アカウント、再来店にはLINEミニアプリとLINE公式アカウント、というように目的ごとにアプリを使い分けています。
結果として、2022年2月よりLINEミニアプリを導入した結果、自社のLINE公式アカウントの友だちが5000人増、LINE経由の予約が5倍に伸長、商品購買単価が7.6%増、再来店率は91.9%と、目覚ましい成果を上げています。
従来、美容院とお客様との接点は数カ月に一度程度でした。しかし、LINE公式アカウントを活用して、MASHUは来店していない間もお客様とLINEを介してコミュニケーションをとることができるように。さらに、SNS、LINE公式アカウント、LINEミニアプリなどのアプリを目的別に活用することで、新規のお客様の獲得だけでなく、リピートにつながる仕組みを作ったことが、MASHUのLINE活用の勝因といえます。
出典:https://www.linebiz.com/jp/case-study/mashu/
株式会社白鳩
若年層を獲得し、クリック率はメルマガの5.1倍!
1965年創業の株式会社白鳩(以下、白鳩)は、自社ブランド商品のほか、国内外のメーカーから仕入れたインナーウエア商品のインターネット販売及び直営店舗「SHIROHATO」を運営しています。
開封率が低下していたメルマガに代わる新たな販促ツールを導入したいという目的で、2015年にLINE公式アカウントを導入しました。
LINE公式アカウントをただ導入するだけでなく、以下のような施策を打っています。
- ブロック率を下げるため、友だち追加の導線に「友だち特典紹介ページ」を設定
- 自社ECサイトやECモールの特徴に合わせ、アカウントごとにメッセージ配信のタイミングや訴求内容を使い分け
その結果として以下の成果を達成しました。
- メルマガと比較してLINE公式アカウントのメッセージ配信の開封率は3.7倍、クリック率は5.1倍を記録
- メルマガでリーチができていなかった若年層の獲得に成功
- 2022年4~7月におけるLINE公式アカウント経由の一人当たりの合計購入金額は、同社PayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)全体と比較して1.6倍を記録
- 同社PayPayモール店(現:Yahoo!ショッピング店)の売り上げのうち約15%をLINE公式アカウントが占める(2022年7月時点)
白鳩がLINE公式アカウント活用で成功した要因の一つに、SNSごとに利用目的を分けた点が挙げられます。Instagramは『認知』、Twitterは『拡散』、そしてLINEは『販促』と目的を分けることで、認知から段階的にユーザーの“ファン度”を高め、最終的に自社アプリで『囲い込む』ことに成功しました。
中でも、LINE公式アカウントは単なる販促ツールとしてだけでなく、新規からリピーター、ロイヤルユーザーへの育成を図るためのコミュニケーションツールとして、非常に重要な役割を果たしています。
ECサイト、ECモールを運営中の方はぜひ参考にしてみてください。
出典:https://www.linebiz.com/jp/case-study/shirohato/
LINEマーケティングは東京のWEBコンサルティング会社MPHへ
生活の一部になっているLINEアプリを使うことで、新規顧客の獲得や既存顧客へのアプローチが手軽にできるようになりました。LINE公式アカウントは、莫大なユーザー数を誇るLINEだからこそ叶う、有力な訴求ですよね。
しかし、これだけの機能を使いこなすには時間や人員が必要です。お店や企業によっては導入自体を諦める場合や、うまく運用できないこともあるでしょう。そういった時は、ぜひ東京のWEBコンサルティング会社MPHをご利用ください。
MPHならLINE公式アカウントの運用代行実績豊富で、お客様の状況に合わせた運用・ご提案が可能です。
是非、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
様々な企業・事業者のWEBマーケティングを支援してきたMPHのWEBコンサルティング事業部が、経営に役立つIT・WEBに関するノウハウや最新情報を発信しています。