Google検索における検索順位(ランキング)の調べ方について
目次
Googleの検索順位(ランキング)は、上位になるほどユーザーの目に留まりやすく、サイトへの流入が多くなる傾向にあります。
SEO対策は、まずサイトの検索順位を確認することが必要です。本記事では、Google検索における検索順位の調べ方についてくわしく解説しています。
①Google検索順位(ランキング)とは
検索順位とは、ある特定のキーワードを検索エンジンで検索したときに、検索結果に表示される順番のことです。検索結果が上位になるほど、サイトの訪問者数は増える傾向にあります。
検索エンジンの中でも多くの人が使用しているGoogleでの検索順位は、ビジネスを左右するといっても過言ではありません。
検索結果の表示は1位~10位までが1ページ目に表示されます。そのため検索結果数が多く順位が下位の場合は、2ページ目以降に表示されることとなり、ユーザーの目にとまりにくくなってしまいます。
検索結果で上位されることによってサイトへの流入数が増え、集客数のアップを見込めるので、サイト運営においてGoogleの検索結果は非常に重要なものであるといえます。
②Googleのアルゴリズムについて
Googleの検索結果はあるルールに則って決まります。それがGoogleのアルゴリズムと呼ばれるものです。
Googleのアルゴリズムは公式発表されていませんが、検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
によると、
「ウェブサイトは利用者の便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザー エクスペリエンス向上のための調整である必要があります。検索エンジンもそうした利用者のひとつであり、他のユーザーがあなたのコンテンツを見つけるための手助けをしています。」(検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドより引用)
とあり、ユーザーにとって有益で質の高い情報(サイト)を評価するという見解を掲載しています。これらの基本方針のもと、アルゴリズムは日々アップデートされています。
しかし、検索順位で1位になるための具体的な方法は公式には発表されていません。公表することにより一部のサイトだけが利益を得て、一部のユーザーが不利益となることが懸念されるためです。
世にあふれるSEO対策も、Googleの断片的なアップデート情報の発表と、これまでの検索順位の変動などから推測されたものにすぎません。
アルゴリズムの詳細なルールは公表されていませんが、2023年6月時点では「E-E-A-E」と呼ばれる、
E:Experience(経験や体験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trust(信頼)
が品質評価のガイドラインとしてGoogleから発表されています。
これらは検索結果表示のルールではなく、サイトを評価する際のGoogleの考え方のようなものです。Googleはこのガイドラインに沿ってサイトを評価するため、ユーザービリティを重視したサイト運営が求められます。
Googleのアルゴリズムは大幅なアップデートがされる場合に、事前に公式発表があることがあるので情報のキャッチも必要です。大幅なアップデート(コアアップデート)後には、これまで上位だったサイトの検索順位が下がるなど、検索結果に変動がみられるケースがあります。検索順位が下がった場合は、新しいアルゴリズムに対応することが必要です。
③Google検索順位(ランキング)を調べる方法とそれぞれのメリット・デメリット
Googleの検索結果は様々な方法で確認できます。主な方法とそれぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
目視確認
Googleのブラウザを使って目的のキーワードを検索し、検索結果を確認する方法です。
目視確認で気をつけたいのは、Googleの検索順位が使用しているブラウザのこれまでの検索履歴やIPアドレス、GPS情報などによって変わるということです。いつも使っている端末でよく検索して見ているサイト(自身のサイトなど)は検索上位に表示されることがあるので、目視確認する場合はGoogleのシークレットウインドウを使うようにしましょう。
リアルタイムの検索結果をすぐに確認することができる点がメリットですが、管理しているサイトやコンテンツが膨大な場合は手間と時間がかかることがデメリットといえるでしょう。
GoogleSearchConsole(https://search.google.com/search-console/about?hl=ja)
GoogleSearchConsole(サーチコンソール)は、Googleが提供している無料ツールの1つで、サイトの順位、管理、改善などができるサービスです。
検索順位のほか、ユーザーがどんなキーワードでサイトを訪れたのかなどの検索パフォーマンス、エラーページの確認、ペナルティを受けた場合などにGoogleからの通知されるメッセージなどを確認することができます。
平均検索順位は確認できますが、リアルタイムで何位になっているのかを確認したい場合は目視確認のほうが適しているでしょう。
SEOチェキ(https://seocheki.net/)
SEOチェキは、無料の検索結果チェックツールです。サイトのURLとキーワードを入力すると、検索順位の確認、キーワードの出現率や回数、発リンク状況の確認などSEO対策に必要な情報が確認できる機能が多数あります。これらを一度にチェックできる点がメリットといえるでしょう。
ohotuku.jp(https://ohotuku.jp/)
複数のSEOツールが無制限で使えるohotuku.jpは、インストール不要なSEOツール集です。順位チェックはもちろん、キーワード選定ツール、リダイレクトチェック、キーワード出現率チェックなど検索結果を上位に表示させるために必要なツールがそろっており、SEO対策作業が捗ります。
幅広い機能が使えますが、あくまで無料のツールなので、本格的なSEO対策を行いたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
GRC(https://seopro.jp/grc/)
GRCは、サイトの順位を計測し履歴を記録しておくことができるアプリケーションソフトです。GoogleのほかYahoo!とBingの検索エンジンに対応しています。
GRCは複数のキーワードの検索順位のチェック、検索順位の変化のグラフ化、取得データのCSV出力など、手作業で調べていると膨大な時間と手間がかかることを自動で行ってくれる点がメリットです。無料プランのほか5つの料金プランがあり、プランによって利用できる範囲が異なっています。
複数のサイトを管理している、自動化し効率を上げたいなどの方にメリットが大きいソフトでしょう。
Ahrefs(https://ahrefs.com/ja)
Ahrefs(エイチレフス)は世界的に使用されているSEO分析ツールです。
自身のサイトの分析だけでなく、競合サイトの被リンク分析や上位表示されているサイト、ソーシャルメディアの反応など幅広い情報を把握することができます。
4つの有料プランがあり、標準的な機能のみのプランから、複数のサイトを管理する代理店向けのプランまで目的に合わせて選ぶことができます。
Gyro-n(https://www.gyro-n.com/)
Gyro-n(ジャイロン)は、WEBマーケティングを幅広くサポートするツールです。SEO・MEO対策はもちろん、コンバージョンの改善に役立つ幅広いツールを提供しています。
アカウント共有機能を使えば、複数の担当者で管理可能。「Gyro-n SEO」「Gyro-n MEO」など目的別に分かれていて、それぞれに料金プランが設定されています。競合ツールに比べると比較的安価で、無料トライアルもあるので利用を検討しやすいでしょう。
BULL(https://bullseo.jp/)
クラウド型のBULLは、検索順位だけではなく、上昇または下降したキーワードも表示されるため、検索順位の変動が把握しやすい有料ツールです。
管理画面ではURL・キーワードをカテゴリごとに登録しておくことができ、複数サイトを管理している場合でも操作しやすくなっています。
クラウド型なので、どの端末からでもログインするだけで検索順位のチェックが可能な点が特徴です。
④検索順位を調べるタイミングについて
現状の順位を把握しておくためにも、検索順位は定期的にチェックしておくことをおすすめします。
毎日確認するのが望ましいですが、難しければ曜日を決めて週に2度や1度確認します。サイト内容に変化がなくても、競合サイトでリライトがあったり、アルゴリズムが変わったりしたときに検索順位が大きく変動するので注視しておきましょう。
また、記事をリライトしたときも効果測定が必要です。リライト後は、1週間ほどで順位の変動があることが多いので、順位の変動を確認します。
定期的に検索順位を確認していないと、順位の変動に気づくことはできません。特にアクセス数が大きく下がったときは、原因を探り対策を立てる必要があります。定期的にチェックすることで、スピーディに対処できるでしょう。
⑤Googleの検索順位がつかない場合の対処法
サイトは確かに存在しているのに、Googleの検索順位がつかないことがあります。キーワードからのサイト流入を狙う場合、検索結果に表示されないと、ユーザーにサイトを見てもらうことができないので早急に対処したいところです。
検索順位がつかない、検索結果に引っかからない場合は下記のような原因が考えられます。対処方法と一緒に確認しておきましょう。
インデックスが登録されていない、または削除されてしまった
Googleの検索結果の表示されるためには、サイトがGoogleにクロールされインデックスされている必要があります。しかし、Googleからペナルティを受けている、noindexの設定をしている等の理由で、インデックスされていないケースがあります。
ペナルティの場合は原因を解消、設定の問題の場合は変更するなどして、インデックスされるように最適化しましょう。
Googleのフィルタリングにひっかかっている
2022年9月のコアアップデートで、医療や健康、投資などお金に関する情報についてアルゴリズムが変更になりました。これらの人生そのものに大きな影響を与える可能性が高いジャンルについて、権威性や信ぴょう性に欠けるサイトは、Googleのポリシー違反として検索結果に表示されないケースがあります。
これらの情報についてのコンテンツやサイトを運営している場合は、内容や運営情報を明確にするようにしましょう。
Googleの検索結果に表示されない理由や対処方法について、詳しくは下記リンクもご参照ください。
⑥SEO対策は実績豊富なMPHへ
検索順位を把握することはSEO対策の第一歩です。しかし、順位を把握し、得られた情報からサイトを改善し、検索上位を勝ち取る具体的な方法は公式に発表されていないため、SEO対策は容易ではありません。
自社サイトの検索結果を上位表示させたい、サイト流入数をアップさせたいなどSEO対策でお困りなら、私たちMPHにお任せください。
MPHはSEO対策のプロです。サイトの現状把握から検索順位改善のための具体的な対策まで、プロの目線で対応いたします。
WEBの世界は日々アップデートされています。Googleの検索順位は現在のビジネスにおいても重要視される要素の1つです。大きなチャンスを逃さないためにもスピーディな対応を求められるSEO対策は、ぜひMPHまでご相談ください。