SEO戦略とは?必要性や戦略の設計方法について解説
SEO戦略という言葉を聞いたことは、一度や二度ではないと思います。現在の企業においては、ネットで広告を出す、集客を試みることは当たり前といっても過言ではありません。消費者はまず、興味のある商品のことはネットで調べるからです。
SEOは、がむしゃらにWEBサイトを作れば必ず結果がついてくるというものではありません。がんばってWEBサイトを作っても、思うように検索結果の上位に表示されないということが多いのです。
検索結果の上位に表示させるには、きちんと戦略を立て、計画的に実施することが大切です。
当記事では、SEO戦略の重要性について解説していきます。
SEO戦略とは?
SEOとは、インターネットで検索をかけた時に自社のサイトを上位に表示させることです。そもそもSEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」となります。
SEO戦略とは、言葉の通りに「戦略を立てて、効果が最大限発揮できるようなSEOを実行していくこと」。この戦略を立てるときに必要なものは、主に以下になります。
自社サービス(商品)の価値はなにか
自社サービスの価値を消費者に理解してもらうために、価値の明確化が必要です。他社と何が違い、自社を選べばどんな得があるのかを明確にしましょう。何を売りにすればいいのかが分からないまま、WEBコンテンツは作れませんし、当然、そのサービスの良さも消費者には伝わりません。
誰を対象にしているか
自社サービスのターゲットはどういった層なのかを細かく想定しましょう。女性なのか男性なのか、独身なのか家族がいるのか…。誰になにを売りたいのかをはっきりさせることが大切です。ターゲットを絞り込めれば、それに見合ったコンテンツが作れます。
自社の課題を洗い出す
自社のコンテンツになにが足りないのかを正確に把握することも重要です。
そのコンテンツが消費者に寄り添って作られているか、足りない情報はないか、定期的に見直していきましょう。担当者が一人で考えるのではなく、チームや外部から意見を募ることも大切です。せっかく検索結果の上位に表示されたとしても、消費者が扱いにくいページは嫌厭されるということを意識しましょう。
SEO戦略が必要な理由
SEOは上記にある通り、ただWEBコンテンツを作ればいいというものではありません。
検索結果が上位に表示されないと、消費者に自社のWEBページにたどり着くことすらしてもらえないのです。したがって、戦略はとても重要になります。
SEO戦略が必要な理由は主に以下です。
うまくいけば費用対効果が大きい
ただがむしゃらにWEBサイトやコンテンツを作るのではなく、必要なものを必要なだけ作り、必要なタイミングで公開することで結果的に費用を抑えられます。
中長期的にアクセスが見込める
一度上位表示に成功したら、突然順位が変動して2ページ目に表示されるようなことは稀です。SEOは、戦略を立てて実行しても、即時に効果が表れるものではありませんが、成功すれば中長期的なアクセス数の増加が見込めます。ただし、適宜コンテンツのブラッシュアップは必要です。
確実な集客につながる
せっかく検索結果が上位に表示されても、それがただの「閲覧者」では意味がありません。
最終的には「消費者」になってもらわなければ売上げにはつながらないのです。あらかじめターゲットを絞り、彼らがなにを求めているのかを明確にしてコンテンツを作っていけば、確実な集客につながりコンバージョンも期待できます。
SEO戦略のデメリット
ここまで読んでいただくと、SEO戦略を立てることは良いことばかりに思えますが、一方でデメリットもあります。このデメリットを受け入れたうえでないと、戦略は成功しないと言ってもいいでしょう。
以下にデメリットを紹介します。
デメリット①:効果が出るまでに時間がかかる
上記にもありますが、いくら綿密に戦略を立てて実行しても、結果はすぐには出ません。最初から長期戦になることは覚悟しておきましょう。早くても半年は見ておく必要があります。
焦る気持ちもあるでしょうし、結果が出るまでの間、もしかしたら、社内で他部署から早く結果を出すようにと求められてフラストレーションになってしまうかもしれません。
戦略をきちんと説明し、効果が出るまでには時間がかかることを、あらかじめ社内に理解してもらう必要があります。
また、すぐに結果が出ないからといって挫折してしまうと、それまでの対策も無駄になってしまいます。戦略を実行している以上は結果が欲しくなるのは当然のことですが、長期を見据えて「待つ」という気持ちが大切です。
デメリット②:コンテンツの作成に労力がかかる
知識のない人が急にSEO戦略を立ててコンテンツを構築するのは、かなり無理があります。
SEOにはルールもありますし、魅力的なWEBページの作り方やキーワードの選定、リンクの取得など意識することは山のようにあり、それらすべてにおいてSEOを意識しつつ消費者の目線に立たなければなりません。
製作者としてサービスを売り出しながら、一方で消費者の目線で何が知りたいかを考えなければならないのです。このコンテンツの構築には、かなりの労力がかかります。
デメリット③:結果を操作できない
労力の甲斐があって検索結果が上位に表示され、消費者が増えたとします。この時、SEO実行前の希望としては一日の問い合わせ件数を10件から15件にしたいだけだったのに、急に50件になることがありえます。場合によってはもっと増えるかもしれません。
そうなると、急激な消費者の増加にサービスが追い付かず、対応がおろそかになってしまう危険性が出てきてしまうのです。ネットではクチコミもよく見られますから、「上位に表示される割に対応が悪い」などと書かれてしまうと、信用を取り戻すためにはかなりの時間がかかります。
戦略によって効果が表れたとしても、その効果がどこまで発揮されるのか正確に予測できず、消費者の人数を操作できないことは、デメリットといえます。
SEO戦略を設計する手順
次に、具体的な戦略の設計手順を紹介します。おおまかに、以下の通りになります。
手順①:目標を決める
たとえば「売上げを10%上げたい」「〇〇といえば当社という認識を持ってほしい」など、SEOを実施することによって何を達成したいのか目標を決めましょう。そこから逆算して、なにが必要かを洗い出していきます。
手順②:自社サービスの価値を明確にする
「当社のサービスを使うとこのような利点があります」ということを、消費者に理解してもらわないと集客にはつながりません。自社がどんなメリットを消費者に与えられるかを明確にし、それを徹底的に紹介できるようなコンテンツを作成しましょう。
手順③:ターゲットを絞る
具体的なターゲットのことを、「ペルソナ」といいます。このペルソナを絞り込むことも、大切な手順です。年齢、性別、職業、家族構成など出来る限り細かく想定しましょう。
ペルソナを細かく想定することにより、需要と供給がマッチしやすくなります。ペルソナが何を求めているのかを常に考えることにより、自社サービスの向上にもつながります。
手順④:必要なコンテンツを作成する
ペルソナまで絞り込んだら、次はそのペルソナへ向けたコンテンツの作成です。ペルソナが何を求めているのか、どういったキーワードに反応するのかを考え、選定・作成していきます。ペルソナの目線に立ち、どんなコンテンツならクリックもらえるかをよく考慮しましょう。
手順⑤:カスタマージャーニーを設定する
カスタマージャーニーとは、直訳すると「顧客の旅」という意味です。SEO戦略においてのカスタマージャーニーは、消費者がサービス(商品)と出会い、購入や契約に至るまでの道筋を指します。このカスタマージャーニーを細かく想定すれば、どのようなコンテンツが重要になるかが見えてきます。
SEO成功のためには正しい戦略立案が必要
SEO戦略について書いてきましたが、その重要性は伝わりましたでしょうか。
どんなに重要だとわかっていても、まったく知識の無い方が急にSEOを意識して戦略を立て、実行するのは難しいものです。一から勉強が必要となります。通常業務も行いながらとなると、時間を取ることすら中々できないというのが現実ではないでしょうか。
また、各検索エンジンは定期的なアップデートを施しており、大きなアップデートによって上位表示のアルゴリズムが変わり、今日一番上に表示されたものが明日は10番目に表示される、ということも起こりえます。
GoogleにはSEOにおけるガイドラインがあり、そこに抵触していないかを常に確認しないといけませんし、専門性や権威性、信頼性が満たされているかも気にしないといけません。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを検索エンジンが確認し、それらが上位に表示されることを考えると、WEBページそのもののアップデートも定期的に必要になります。
これらのことを考えると、SEO戦略は、プロに任せるのも一つの手段です。SEOに精通しているプロが、徹底的にサポートします。
社員の皆さんはコア業務に専念し、専門外のことはプロに任せたほうが、最終的なコスト削減につながるものです。
我々MPHは、「WEBを活用して利益を創るお手伝いをする会社」です。
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