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Googleの検索機能に、「他の人はこちらも検索」という表示があります。ユーザーの検索ニーズを満たす手助けとなる便利な機能です。
ユーザーがキーワード検索をして訪れたサイトから検索結果に戻ったときに、求めている情報にたどり着くためのサポートをします。この機能をうまく活用できればSEOにも役立つでしょう。
本記事では、Googleの「他の人はこちらも検索」について、機能の詳細やSEOへの活用方法をご紹介していきます。ぜひ参考になさってください。
「他の人はこちらも検索」とは?
「他の人はこちらも検索」とは、ユーザーが検索したキーワードをもとに、関連する検索ワードを自動的に表示する能です。
2017年に海外で導入され、日本では2022年から表示されている機能なので、目にした方も多いのではないでしょうか。
Googleでキーワード検索を行うと、検索エンジンは最適な検索結果を表示してくれます。ユーザーは検索結果画面で上位表示のサイトから順に、目的の情報があるかを確認するでしょう。
入力したキーワードや組み合わせによっては、ユーザーの求める情報にたどり着けず、再度検索が必要になるケースもあります。ユーザーは訪問したサイトからもう一度検索結果へ戻り、知りたい情報を再度探すでしょう。
「他の人はこちらも検索」が表示されるのは、まさにこのタイミングです。「他の人はこういったワードで検索していますよ」と、ユーザーが探している情報にたどり着けるようにGoogleの方から検索ワードを提案し、ユーザービリティを向上させているのです。
「他の人はこちらも検索」はどんな機能なのか
「他の人はこちらも検索」の機能について、詳しく見ていきましょう。
関連キーワードの表示機能
関連キーワードとは検索ワードに関連している、または検索ワードから連想されるキーワードのことです。現在のGoogleの検索結果画面では、ユーザーが入力したキーワードをもとに関連するキーワードや関連する質問が表示されます。
ユーザーが入力した検索ワードで、欲しい情報が得られない場合を想定しています。画面を下までスクロールしたときに、関連するキーワードが表示されていれば、ユーザーは新たな検索を開始できるのです。
検索結果から、どのサイトを訪問したかによっても、関連キーワードの表示が都度異なってくるでしょう。
ユーザーの検索意図サポートツール
Googleで情報を探すとき、入力したキーワードやその組み合わせによって、検索結果はさまざまです。検索に慣れていないユーザーがキーワードの選定が上手くできないとき、知りたい情報にすぐにたどり着けないことがあります。
検索キーワードから関連キーワードや質問を表示することで、ユーザーの検索意図をくみ取り、快適な検索をサポートしてくれるのです。
PCとスマホで表示タイミングの違い
PCとスマホでは、「他の人はこちらも検索」の表示タイミングが多少異なります。
PCからの検索の場合、検索結果に上位表示されたサイトを一度訪問します。そのサイトからブラウザの「戻る」ボタンをクリックして、検索結果に戻ったタイミングで表示されます。つまり、検索結果表示後にユーザーのアクションがあってからということです。
スマホからの検索の場合は、ユーザーがキーワード検索をした検索結果ページ内に表示されます。
PCでの「他の人はこちらも検索」の表示方法
PCでの表示方法について、もう少し詳しく見ていきます。
検索結果画面に戻った時に表示
検索結果からサイトへ訪問し、ブラウザの「戻る」ボダンをクリックして検索結果に戻ったときに表示されます。
サイトごとに表示内容が異なる
訪問先のサイトがどのようなサイトであったかによって、戻った際に表示される内容が異なります。
順位が高いサイトが優先
検索結果の順位が高いサイトを訪問して検索結果に戻ってくると表示されることが多いです。
あまりに検索ボリュームが少ないキーワードや、検索結果が下位のサイトを訪問した後、検査結果に戻っても場合は表示されないことがあります。
スマホでの「他の人はこちらも検索」の表示方法
スマホでの表示の仕方については次の通りです。
検索結果画面の下部に表示
キーワード検索結果画面には、6個ほどの検索ワードが1ブロックに表示されます。表示位置は固定ではなく、検索結果の間にはさまれているようなイメージです。
検索キーワードごとに表示内容が異なる
「他の人はこちらも検索」の表示内容について、Googleから公式に発表されていませんが、検索キーワードによって異なります。ユーザーの位置情報やこれまでの検索履歴などが反映され、求めている情報により近づけるように機能していると考えられます。
順位に関係なく表示される
スマホでは、検索結果の順位に関係なく「他の人はこちらも検索」が表示されます。1つの検索結果画面の中で2か所以上に表示される場合もあります。
「他の人はこちらも検索」とサジェストキーワードの違い
検索結果の画面には、ユーザーの検索をサポートするさまざまな機能があります。「サジェストキーワード」もその1つです。
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードは、サジェストキーワードと似ているものもありますが、すべて一致するわけではありません。
サジェストキーワードとは
検索ボックスにキーワードを入力した際に、自動的に表示されるキーワードをサジェストキーワードといいます。サジェストキーワードに表示されるキーワードは検索頻度や検索ボリュームによって自動的にGoogleから提案(=サジェスト)される検索ワードということです。
多くのユーザーによって、検索ボックスに入力したワードと一緒に検索されたワードが表示されている、と考えられます。
「他の人はこちらも検索」との違い
サジェストキーワードは「他の人はこちらも検索」とは別のもので、ユーザーの検索履歴や位置情報などが考慮されます。
「他の人はこちらも検索」を非表示・無効にする方法
「他の人はこちらも検索」の欄はユーザー側で非表示にできます。PCの場合とスマホの場合の操作方法をご紹介します。
PCの場合:バツ印をクリックまたは「No Search For」をインストール
「他の人はこちらも検索」が表示されているブロックの右上の「×(バツ印)」をクリックすれば、閉じることができます。不要であれば×で閉じてしまいましょう。
しかし、検索結果の画面に戻ってくるたびに表示されるため、まったく不要であれば「No Search For」というGoogle拡張機能をインストールして表示させなくする方法があります。
スマホの場合:非表示にできない
スマホの場合は上記操作ができず、現状は非表示にできません。
「他の人はこちらも検索」のキーワードをSEOに活用する方法
「他の人はこちらも検索」は、検索ボリュームが多いキーワードを表示しています。この機能をSEO対策に活用する方法を見ていきましょう。
ユーザーの需要があるキーワードを見落とさない
「他の人はこちらも検索」に出てくるキーワードは、その情報を知りたいユーザーが多いことを意味します。検索流入が見込めるため、SEO対策にプラスになるコンテンツを作成するヒントが得られるでしょう。
ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作成
あるキーワードから関連するキーワードが表示されるため、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツの作成に役立てられます。もっと深掘りしたいというユーザーのための記事を書くことで検索流入を狙いやすくなります。
記事の見出しに「他の人はこちらも検索」のキーワードを追加
コンテンツの中にも「他の人はこちらも検索」のキーワードを追加しましょう。記事の途中や最後に別記事へリンクすることでユーザーの離脱を防ぎ、サイトに長く滞在してもらいやすくなります。
「他の人はこちらも検索」を見出しに入れた記事を作成するという方法もあります。
定期的に見直しを行う
「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードは常に同じではないので、定期的に見直す必要があります。特にニュースや話題になっていることに関連するキーワードは、検索するユーザーも増えるため、コンテンツの内容や記事も見直しながらサイトを育てていきましょう。
Google検索結果の最情情報・最新動向のことならMPHへ
Googleの検索機能「他の人はこちらも検索」について解説しました。
Googleの検索エンジンについての詳細な仕組み・その他の機能については、公式に発表されている情報が少なく、SEO対策には多くの試行錯誤が必要です。また大幅なアップデートや仕様変更などもあり、最新情報をキャッチし続けることは容易ではありません。
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この記事を書いた人
MPH WEBコンサルティング事業部
専門分野:WEBコンサルティング,WEB広告,SEO,DX,MA
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